Loading

PHOTO-BLOG

パタゴニアのワイルドフラワー:荒れ地に咲く深紅の花「ノトロ」

深紅の花・ノトロ(ヤマガモシ科)

氷河が後退して最初に生えてくる植物の一つが、ノトロです。

南極ブナさえも生育できない荒れた土地で育つ強い植物で、パタゴニアの暴風が吹き荒れる裸地に見つけることができるでしょう。

裸地から始まり森林へと形成していく過程で、植生が変化していくことを「植生の遷移」といいます。
ノトロは、その植物の遷移の中で、一番最初に現れる植物なのです。

荒れ地に強いノトロは、南アフリカのプロテアと同じ種

氷河が後退したばかりの岩盤が剥き出しの土地や山火事で燃え尽きた土地に、最初に現れる植物の一つとして、その土地の状況を知るうえで、ノトロは非常に分かりやすい印となります。

ノトロは、春から夏にかけて真紅の花を咲かせます。
ヤマガモシ科のノトロは南アフリカのプロテアと種を同じくし、その起源は古代のゴンドワナ超大陸の時代に遡ります。

パタゴニアの春を象徴する花として、ノトロは欠かすことのできない花なのだ。
*Notro (Ciruelillo): Embothrium coccineum

関連ページ

パタゴニアのプロテア:真紅の花「ノトロ」... 氷河が後退して最初に生えてくる植物の一つが、ノトロだ。 南極ブナさえも生育できない荒れた土地で育つ、とても強い植物なのだ。 ノトロは、春から夏にかけて、真紅の花を咲かせる。 ヤマガモシ科のノトロは、南アフリカのプロテアと同じ種類だ。 起源は、古代のゴンドワナ超大陸の時代に遡り、プロテ...
パタゴニアのシンボル:カラファテの黄色い花①... その実を食べると再びパタゴニアに戻ってくる、と言われる「カラファテ」の木は、早春に黄色い花を咲かせる。 背の低い灌木は、黄色い花に見事に覆われて、遠くから見ればまるで絨毯のように一面が黄色く見える。 パタゴニアで広く親しまれている、この「カラファテ」は、正確には2種類ある。 茎に鋭い針があ...
パタゴニアの花「サクラソウ」:ワイルドフラワー編... 「サクラソウ」というと、ヒマラヤをイメージしてしまう。 春から初夏のモンスーンにかけて、ヒマラヤの各地で咲くサクラソウは様々だ。 特に印象が強いのは、ブータンだ。 ぼんぼり状に丸く花を付けたサクラソウが、紫色に咲き乱れる。 パタゴニアにも、サクラソウが自生しているのだが、あまり自己主張を...
パタゴニアの花:マメ科の薬草「パラメーラ」-ワイルドフラワー編... マメ科の「パラメーラ」は、パタゴニアであれば、どこでも目にする植物だ。 春には黄色い花を付ける。 葉は他の多くのマメ科と同じく羽状複葉であるのだが、パラメーラは少し独特だ。 多肉質で、葉の先端から粘液を出している。 その粘液により、葉に触ると皮膚に絡みつくようで手はベトベトになる。強い臭...
森の隙間に群落を成す:春の花・アネモネ... 南極ブナが風に倒されると、森にぽっかりと隙間が生まれる。 そんな隙間の陽当たりの良い場所に、アネモネを見つけることがある。 トレッキングで休憩するような場所に咲いているのだ。 木陰にザックを置き、花の観察をしながら一息つく。 フィッツロイ山麓では、セロトーレ方面の森の外れでよく見かける。...
キンチャクソウ「トパトパ」の花:パタゴニアのワイルドフラワー... 春の花・トパトパは、細長い茎に垂れ下がるように、アンバランスに重たそうな袋状の花を付ける。 風が吹くとゆらゆらと大きく揺れる。 陽当たりの良い草原に咲き乱れるので、小さな花に陽が当たると、特に逆光の時には、その黄色が引き立ち美しい。 北半球では「レディ・スリッパ」と呼ばれ親しまれている。 ...

紅葉のパタゴニア:フィッツロイ峰の清流と、南極ブナの森トレッキング

アラスカの大展望のカリブー・ロッジで、オーロラ観測

パタゴニア
パタゴニア

関連記事

  1. 2011パタゴニア旅行 ⑤ヘルシンガー牧場(その一)

    2012.02.05
  2. 暴風が吹き荒れる絶景の谷:ヘルシンガー牧場②

    2015.10.12
  3. 暴風圏の樹木:パタゴニアで繁栄する「南極ブナ」

    2015.09.16
  4. アルゼンチン:ツーリストへの免税で目指す観光立国

    2017.04.20
  5. パタゴニアの‟ゆるキャラ”?ラクダ科グアナコの表情

    2015.08.11
  6. ビエドマ氷河の青い氷穴 -パタゴニア-

    2016.08.24
2019年1月
« 12月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
パタゴニア

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP