Loading

風景写真家・松井章のブログ

大草原の小さな花:マリポサ・デル・カンポ/パタゴニアのワイルドフラワー

2.jpg
アルゼンチン湖を望む草原で一休みしようと座った時に、小さな花が砂地から顔を出すように咲いていた。
早春の風は冷たいが、灌木の風下に身をひそめると陽の光が暖かい。
そんな場所に、この花も咲いていたのだ。
ユリズイセンの一種である「マリポサ・デル・カンポ」は、直訳すると「草原の蝶」という意味だ。
“マリポサ”はスペイン語で“蝶”、“カンポ”は“草原、田舎、畑”を意味する。
アルゼンチンやパタゴニアで「カンポ」と言う時には、広大な“パンパ”の広がりや、延々と続く荒野のイメージが、「カンポ」という一つの単語に込められていると思う。
*Mariposa del Campo: Alstroemeria patagonica
1.jpg
3.jpg

パタゴニアの夏に咲く花「イエローオーキッド」

早春のパタゴニアの花・岩場に咲くユキノシタ

関連記事

  1. パタゴニアで最も神聖な時間:フィッツロイ峰の朝日と夕日

    2019.05.13
  2. パタゴニア:急速に後退するビエドマ氷河

    2020.06.29
  3. 名峰フィッツロイと天の川の軌跡/パタゴニア

    2025.02.28
  4. 【動画】パタゴニア山岳絶景:針峰セロトーレ

    2020.03.31
  5. 南半球の天体:パタゴニアの星空を望む

    2019.04.03
  6. 写真展「パタゴニア」/作品解説(ギャラリートーク)が終了しました

    2025.02.23
パタゴニア
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

最近の記事

人気記事

人気記事

アーカイブ

PAGE TOP