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風景写真家・松井章のブログ

ウユニ塩湖の朝日と夕日:塩の大地の華麗な色彩変化(ボリビア)

塩の大平原:乾季のウユニ塩湖

乾季のウユニ塩湖では、無限にも広がる塩の大平原を疾走するのが大きな魅力だ。

真っ白な大塩原に凹凸は無く、遠くに見える対岸の山を目印に、車は延々と1時間も2時間も進む。
まるでこの世とは思えないような「白」と青空の「青」だけの世界は、私たちの文明世界とは完全に対局の世界だ。

すれ違う人もなく、地球に自分だけが取り残されたような感覚だ。
言い換えれば、これまでの世界観に、一つ新しい世界を上書きするようなものだろう。

このウユニ塩湖で見れるドラマは、朝や夕刻、そして夜の星空が最も美しい。
昼間の圧倒的な白と青の世界を味わった後は、そのまま飽きるまでさらに滞在したい。

そよ風が耳に当たる音だけが聴こえるような静けさのなかで、耳目を済ませて、太陽光線が引き起こす色彩変化をじっくりと望む。
光線の角度により刻々と変化する大塩原は、その日の微妙な光の匙加減により、表現しきれない色の違いがもたらされる。それは一度として同じ景色は訪れないということだ。

その一瞬一瞬を逃さないように、ある緊張感を持ちつつ、朝・夕の特別な時間を過ごす。
自然がもたらす色彩変化は、スケールの大きな万華鏡なのだ。

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