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風景写真家・松井章のブログ

ペルー・インカ極彩色の民族衣装:天然染料の手織物

アンデス山脈の民族衣装


ペルー・ボリビア・エクアドルを中心としたアンデス山脈の民は色彩豊かな民族衣装を今も着ています。インカ文明を興したケチュア族やアイマラ族の人々にとって、民族衣装はアイデンティティそのものなのです。

天然染料と手織物


インカ文明以前、2000年以上も前の先インカ時代から、アンデスの人々はカラフルな民族衣装をまとっていました。その美しく鮮やかな色は全て天然染料から抽出されていました。

今では、合成染料を使うのが一般的ですが、値段の高い手織物は天然染料で染め上げています。

紫色は紫トウモロコシから、赤色はコチニール虫、その他の色も木の皮や植物の葉、そして鉱石を使ったりしています。

鮮やかな赤を作る「コチニール虫」


アンデスを歩いていると、ウチワサボテンの葉に白い点がたくさん付いているのが目につきます。その白い点は、全てコチニールという虫です。日本ではエンジムシ、またはコチニールカイガラムシと呼ばれ、ウチワサボテンに寄生して生きています。

この虫を手に取り潰すと、手に紫色の体液が付きます。
この体液にレモン汁をかけてこすると鮮やかな赤色に変化します。

染料に使う場合には、コチニール虫は潰さずに乾燥させてから、粉上に磨り潰してから染料として使われています。

関連ページ:ペルー・エクアドル・ボリビア




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