Loading

風景写真家・松井章のブログ

前進するペリト・モレノ氷河が作る氷のアーチ

1.jpg
ペリト・モレノ氷河は、100年ほどのスパンで見ると後退も前進もほとんどしていない、現代では特異な氷河です。しかし、毎年、数メートル~数十メートルほどは、小さく前進と後退を繰り返します。
動きの大小は、氷河それぞれで、氷河はまるで生き物のように活動しています。
数年に一度、ペリトモレノ氷河は、前進して陸地に接するときがあります。
氷河が対岸に接した時には、アルゼンチン湖を左右に分断することになります。
時に、これで生じる左右のアルゼンチン湖の水位の差に、10メートルもの違いを生みます
堰き止めていた氷河の末端は、後退し始めると接していた部分が崩れ始め、最後はアーチ状の橋のようにえぐられて残ります。
このアーチが崩れる日時は、カラファテ中で話題になるのだとか。
いつか立ち会ってみたいものです
2.JPG
3.JPG

ペリト・モレノ氷河:前進・後退を繰り返す不思議

セロトーレの氷河湖で待つ黎明と朝日:パタゴニア

関連記事

  1. パタゴニア・アドベンチャー・クルーズ「アウストラリス号 5日間」

    2014.12.11
  2. フィッツロイ山麓の清冽な水を飲む

    2015.05.06
  3. 本場の「チョリソー」の味とは?-アルゼンチン&ブラジル-

    2018.06.09
  4. 目黒川の桜の花:パタゴニアに分布するサクラの仲間

    2018.03.23
  5. 《山岳写真》パタゴニア・フィッツロイ峰と星の軌跡

    2018.08.27
  6. パタゴニア-マゼラン海峡の最果ての町、プンタアレナス

    2016.04.10
パタゴニア
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

最近の記事

  1. 館山城の桜

    2024.04.11

アーカイブ

PAGE TOP