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アタカマ砂漠の花:マルビーリャ(アオイ科)

気候変動の象徴?アタカマ砂漠の花園

数年に一度わずか10日間だけ現れる「アタカマ砂漠の花園」は、その出現の回数は徐々に増えていると言われる。4・5年に一度の出現と言われた花園も、近年は2・3年に一度は出現する傾向にある。世界的な気象変動と連動するとも言われているが、そのメカニズムは今も謎に満ちているのだ。

アタカマ砂漠を薄藤色に染めるマルビーリャ(アオイ科)

アタカマ砂漠で最も多い花「パタ・デ・グアナコ」は鮮やかな紫色に大地を染めるが、次に目立つこの「マルビーリャ」の花は、大地を上品な薄藤色に染める。

パタ・デ・グアナコとは住み分けをしているようで、マルビーリャの花は高台に咲いていたりする。2つの花が競うように群落を形成している大きな谷を見たときに、パタ・デ・グアナコに比べて、マルビーリャは乾燥した水分の少ない土壌を好むようだと思った。巨大な谷は、紫色と薄藤色の2色に綺麗に分かれて染まっていた

マルビーリャの花は、細い茎を50cmほど伸ばし、その細長い茎に何輪もの小さな花を咲かせている。風にゆらゆらと揺れていて、陽の光を浴びると、和紙に透かしたように細やかに輝く。まるで光を花に溜め込んで発光しているかのようだ。

アタカマ砂漠のみに自生するアタカマの固有種で、大量に発生する蝶の幼虫の餌としても、アタカマ砂漠の生態に大きく関係する植物だ

◎学名: Cristaria calderana(アオイ科 :Malvaceae)

関連ページ:アタカマ砂漠の花園

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