Loading

風景写真家・松井章のブログ

マルコーニ峠の氷河谷に点在する迷子石

1.jpg
3.jpg

パタゴニア南部氷原(大陸氷床)

氷河に磨き上げられた花崗岩は、登山靴でも滑ってしまうほどにツルツルになっている
この硬い岩盤が削られたのは、いったい何万年前の出来事なのだろうか
そして、これだけの高さまで氷河におおわれていたとしたら、かつての大陸氷床の規模はどれほどであったのか
花崗岩の岩場を見渡すと、てんてんと岩が転がっている
触ってもビクともしない重さで、微妙なバランスながら、どっしりとしているものもある
氷河によって長い年月をかけて運ばれた、迷子石だ
静寂として生き物の気配のない高台で、物言わぬ不気味な存在感さえも感じさせて、モノリスとして存在し続けているようだ
2.jpg
4.jpg

マルコーニ峠の絶景の宿営地:パタゴニア氷原

マルコーニ峠から望むセロトーレの山頂部

関連記事

  1. パタゴニアの大草原に宿泊:エスタンシア(牧場ホテル)とは

    2017.04.30
  2. 本場の「チョリソー」の味とは?-アルゼンチン&ブラジル-

    2018.06.09
  3. 中部パタゴニア:セロ・カスティージョから、ヘネラル・カレーラ湖へ

    2015.08.15
  4. パタゴニアの気候変動:ビエドマ氷河の急激な後退と大崩落

    2017.08.08
  5. 山岳写真撮影:ペオエ湖畔でパイネ山群を定点観測

    2015.03.25
  6. パタゴニア先住民テウェルチェ族の糧、グアナコ

    2015.08.12
パタゴニア
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP