Loading

風景写真家・松井章のブログ

大草原の小さな花:マリポサ・デル・カンポ/パタゴニアのワイルドフラワー

2.jpg
アルゼンチン湖を望む草原で一休みしようと座った時に、小さな花が砂地から顔を出すように咲いていた。
早春の風は冷たいが、灌木の風下に身をひそめると陽の光が暖かい。
そんな場所に、この花も咲いていたのだ。
ユリズイセンの一種である「マリポサ・デル・カンポ」は、直訳すると「草原の蝶」という意味だ。
“マリポサ”はスペイン語で“蝶”、“カンポ”は“草原、田舎、畑”を意味する。
アルゼンチンやパタゴニアで「カンポ」と言う時には、広大な“パンパ”の広がりや、延々と続く荒野のイメージが、「カンポ」という一つの単語に込められていると思う。
*Mariposa del Campo: Alstroemeria patagonica
1.jpg
3.jpg

パタゴニアの夏に咲く花「イエローオーキッド」

早春のパタゴニアの花・岩場に咲くユキノシタ

関連記事

  1. アルゼンチン/「南米大陸の幻想風景」写真展:撮影エリア紹介⑤

    2021.04.09
  2. キンチャクソウ「トパトパ」の花:パタゴニアのワイルドフラワー

    2015.08.25
  3. 氷河の成り立ちを辿る壮大なトレッキング:パタゴニア氷原

    2015.05.25
  4. 映像と感性から掴む夢幻の世界/パタゴニアの夕日の感動

    2018.07.30
  5. いよいよ深まる紅葉の色彩:秋のフィッツロイ山麓

    2014.04.17
  6. パタゴニアのエスタンシア:観光牧場として新たな発展

    2015.10.09
パタゴニア
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP