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パタゴニアの風物詩:羊の毛刈り

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夏はパタゴニア各地のエスタンシア(大牧場)で、羊の毛刈りが行われる。
一般的な牧場でも数万ヘクタールに及ぶ広さを、数人の牧童達だけで管理している。
数万頭いる羊の毛刈りをするには、毛刈り専門業者の助けが必要だ。
日本の2倍以上の面積を誇るパタゴニアに、このような牧場が1万近くある。パタゴニア全体では、約1000万頭いるとも言われる。
この季節、彼らは毛刈りをしながらパタゴニアを巡業するのだ。
毛刈りは完全な成果報酬なので、一日で何頭を刈れるかが非常に重要だ。個人の技量により大きく異なってくる。
アルゼンチン・チリの国境近くにあるチャリ・アイケ牧場の主・ゴンサロは、毛刈りの名人として有名だ。無駄のない動きで、簡単に数分で刈ってしまう。まさに職人技だ。
今年の夏に行ったとき、そのゴンサロは不在であった。
代わりに義理の息子が披露してくれたのだが、まだデビューしたばかりの彼は一頭を刈るのに苦戦していた。
以前ゴンサロが刈っている時には、数人の子供たちが熱心に彼の手さばきを見ていたものだ。
親父の威厳を見せつけながら、胸を張るゴンサロを思い出した。
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