Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニアの氷河の痕跡:迷子石

1.jpg
「迷子石」とは、氷河によって運ばれた石が、氷河の後退によりその場に残された石のことだ。
“取り残された”という佇まいであることから、迷子石と呼ばれる。
石の組成を調べることで、氷河がどのように分布したのかを知ることができる。
パタゴニアは、かつて巨大な氷河に覆われていた。
アルゼンチン湖やビエドマ湖は、巨大な氷河にえぐられたフィヨルドだ。
今では想像しがたい光景だが、迷子石がその氷河期のパタゴニアの姿を喚起させる。
フィッツロイ山麓には、ひときわ大きな迷子石がある。
高さ4mくらいあるだろうか。
岩の斜面に微妙なバランスで立ち、奇妙な緊張感をはらんでいる。
2.jpg
3.jpg

静けさに包まれる、秋のフィッツロイ山麓と紅葉②

パタゴニアで最も愛される木の実:カラファテ

関連記事

  1. 「パタゴニア大陸氷床トレッキング」

    2013.01.27
  2. 嵐の予兆はセレトーレから始まる:パタゴニア

    2015.06.07
  3. パタゴニア先住民テウェルチェ族の糧、グアナコ

    2015.08.12
  4. パタゴニア-マゼラン海峡から、プエルトナタレスへ

    2016.04.19
  5. パタゴニア絶景:名峰フィッツロイの朝日・夕日・星空

    2021.06.11
  6. パタゴニア・ペリトモレノ氷河:今なお前進する神秘

    2014.01.17
パタゴニア
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP