Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニア氷原を取り巻く、この世あらざる景色

1.jpg
台風のような嵐の翌日、雨雲は飛び去り、パタゴニア南部氷原(大陸氷床)では珍しい“晴天”が訪れた
風の音が消え去り、聞こえる音は雪を踏みしめる足音だけの静寂で、耳鳴りが気になるほどだった。
東西は屏風のように屹立するアンデス山脈に挟まれて、氷原は南北に果てしなく続く
「直観とは魂でものを見ることだ」という言葉がある
全ての出会いは、この直観に多分に突き動かされるものだろう。
なぜこの異界との接点のようなパタゴニアに惹かれるのかも、その直観によるものだ
そうであれば、世界の細部に宿る何かに反応する自分の直観こそが、神様なのかもしれない
天国のような真っ白な雪原で、山と大空を見上げていると、こうしてパタゴニアにいる自分が不思議に思えてならないのだ
2.jpg
3.jpg
4.jpg

フィッツロイ山麓の清冽な水を飲む

パタゴニア氷原の上空に現れる幽玄な雲

関連記事

  1. 名峰フィッツロイの雄姿:南の果て・パタゴニアの一瞬の夏

    2020.02.14
  2. BA Styleコラム7月号:アルゼンチンで親しまれる「乗馬」

    2021.07.15
  3. パタゴニア:3種類の南極ブナ② 落葉樹「ニレ」

    2015.09.19
  4. パタゴニアに生息する世界最小「アカスズメフクロウ」

    2024.04.27
  5. セロトーレ峰を鮮やかに染めるモルゲンロート

    2014.04.11
  6. パタゴニアのレンズ雲と夕焼け

    2024.02.25
パタゴニア
2025年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP