Loading

風景写真家・松井章のブログ

大雪原を歩きセロトーレへ:パタゴニア南部氷原④

1.JPG

果てしない雪原を歩く

雲が湧きはじめると、上空の激しい気流のため雲の動きも早く、すぐに天候も変わります。
高度の高い雲の動きは止まっているように見えますが、上空では激しい風に流されてレンズ雲となっています。
パタゴニア独特の雲といえるでしょう。
快晴の下、雪原の上にいながら暑ささえ感じていましたが、陽が遮られると一瞬で気候は変わり、凍てついた冬の様相を帯びて来ます。
一度荒れれば、人も吹き飛ぶような嵐も頻繁にある大陸氷床では、祈るような気持ちで歩を進めるだけです。
延々と続く雪原歩きも、最初こそは興奮して楽しめますが、一向に進んでいるように感じられない広大な雪原で、徐々に疲れが先行していきます。
そんな疲れを感じながらも、前方を見れば、確実に少しづつ、セロトーレに近づいているのが分かります。
最初は先端のみが見えていたセロトーレも、徐々にその針峰を現したときに、ようやくキャンプに到着します。
2.JPG
3.5.JPG
3.JPG
4.JPG
5.JPG
6.JPG
7.JPG
8.JPG
9.JPG
10.JPG

果てしない大雪原を歩く:パタゴニア南部氷原③

セロトーレ直下の氷上キャンプ:パタゴニア南部氷原⑤

関連記事

  1. マルビナス諸島(フォークランド)の先住民は誰か?

    2023.02.27
  2. 【今日の写真】パタゴニアの“逆さフィッツロイ”

    2015.12.23
  3. パタゴニアの大草原『パンパ』:秘境サンマルティン湖のコンドル牧場へ

    2018.03.20
  4. 果てしない大雪原を歩く:パタゴニア南部氷原③

    2014.09.12
  5. 審査制フォト・ギャラリー「1x」選出作品:名峰フィッツロイ

    2022.06.14
  6. パタゴニアの民族史①

    2013.01.31
パタゴニア
2025年1月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP