Loading

PHOTO-BLOG

ペルー・インカトレイル・トレッキング1日目:マチュピチュ遺跡へ

インカトレイルとは

ペルー・インカ古道「インカトレイル」は、マチュピチュ遺跡へと続く約30kmの道です。

南米中に張り巡らされたインカ時代の道のなかで、この区間だけがインカ時代から封印されるように、約100年前にハイラムビンガムに発見されるまで、マチュピチュ遺跡とともに密林の中で眠っていました。

インカ帝国の都・クスコを中心に、巨大なネットワークとして全長約4万キロとも言われる古道の中で、約30キロだけが手つかずで残っていたという事実は、ロマンを越えて奇跡に近いと思えてきます。

深い山奥を通る道なので、この区間は一般のツーリストはアプローチができません。訪れることができるのは、一日200名に限定された3泊4日のトレッカーのみなのです。
世界中のトレッカーに注目されているので、この200名の枠(入山許可証)は半年以上前に完売することが多いです。

インカトレイルの準備

インカトレイルの手配では、トレッキング・ガイドや荷物を運ぶポーター、コックなど、同行スタッフも同時に手配します。アップダウンのあるルートで快適に歩くには、同行スタッフの手配内容が大きく影響します。適材適所で必要な人数がいて、全員がうまく機能しなければ、思わぬ苦労を味わうことになるでしょう。
トレッキング専門の会社がトレッキングを手配することで、そのような出発前からの気苦労がなくなります。

トレッキング前日の高所順応のコツ

トレッキング前日は、リマからクスコに到着します。クスコは標高3400mの高所ですので、一日目にクスコに宿泊するのは、あまりお勧めはしません。翌日からのインカトレイルを快適に行うには、この日はクスコから約1時間の距離にあるウルバンバ谷に宿泊するのをお勧めしています。ウルバンバ谷はクスコよりも800mほど標高が低いので、高所順応に丁度良い場所です。
午後、クスコでトレッキング・ガイドと合流して、ウルバンバ谷へ向かいます。
※ウルバンバ谷に宿泊の場合、ガイドや専用車の拘束時間が増えるので、クスコ泊の場合よりも料金は高くなります。

トレッキング1日目:谷の生活道を歩く

朝、専用車でトレッキング登山口(2700m)へ移動します。マチュピチュへ続く鉄道の線路に沿って、ここまで車道が通っています。登山口に着くと、ポーターやコックも待っています。

弊社のトレッキングでは、お客様の荷物の大半はポーターが運びます。現場で用意する「寝袋」「マット」に加えて、一人当たり数キロの荷物は、現場でお渡しするダッフルバッグに入れていただき、ポーターが運びます。個人装備の大半はポーターが運ぶので、自分で担ぐ荷物は水・貴重品・カメラ・雨具などだけで、「日帰り」用のザック(リュックサック)で歩けます。
共同装備である「テント」「携帯トイレ(テント付き)」「食事」「調理器具」「椅子・テーブル」「食堂テント」は、ポーターが運びます。弊社で手配するポーターは、すべて同じ村の出身者で固めますので、非常に雰囲気が良くフレンドリーに動いてくれるでしょう。

登山口で、ポーターが荷物を預かると、トレッキング開始です。ポーターやコックたちは先に歩いていきます。昼食ポイントで椅子やテーブルを広げるために先行します。
登山口では、パスポート・コントロールがあり、ここで入山許可証をチェックします。ここから先は、入山許可証を持つ人だけが入ることができます。

この日の行程は足慣らしに丁度良い区間です。約6キロの間、標高差はほとんどなく、地元先住民の暮らす生活道を歩きます。すれ違う村人に挨拶をしながら、そしてときおり、線路を鉄道が通過するでしょう。そして、小さな遺跡がちらほらと目につくでしょう。
正午過ぎに、最初の大規模な遺跡・リャクタパタに到着します。段々畑が連なる遺跡の光景に圧倒されますが、トレイル後半ではもっと迫力のある遺跡をいくつも見るでしょう。
リャクタパタを過ぎると、コックやポーターがお昼ご飯用に食堂テントを張って待っています。谷底の道から、上を仰ぐように振り返れば、氷雪をまとうベロニカ峰(5620m)が見えてきます。

昼食後、再びトレッキングを開始して、約2時間ほどで、最初のキャンプ地・ワイリャバンバ(3000m)に到着します。
ワイリャバンバは小さな集落で、ここまでが生活道ですので、道中で飲み物を買うこともできます。

ここから先が、いよいよ本格的な「インカトレイル」の始まりです。
人の生活もなく、約100年前まで埋もれていた時とほとんど同じ風景を歩くことになります。

それは、インカ時代の人々が見たであろう景色と同じ景色を追体験するような貴重なトレッキング・コースを歩きます。

関連ページ

マチュピチュ遺跡のシンボル:ワイナピチュ登頂ハイキング... マチュピチュの背後にそびえる“ワイナピチュ”峰。 山頂まで続くインカ時代の石組みを見ながら、階段状の急坂を登ります。 防塁のような石組みと段々畑を登るにつれて、マチュピチュが眼下に現れ、その周りをぐるりと囲むように流れるウルバンバ川の大屈曲部も望めます。 山そのものがご神体であった...
マチュピチュ遺跡からインカ道を“太陽の門”へ歩く... マチュピチュ遺跡から東の峠に向けて、細い道が一本ゆるやかに伸びているのが見える。 この小さな峠にある遺跡が「太陽の門・インティプンク」だ。 そして、この細い道がインカ・トレイルの最後の区間となる、“インカ道”だ。 4日間のトレッキングで歩いてくると、マチュピチュ遺跡は最後まで姿を全く現...
2015年のインカトレイル:入山許可証の販売開始が間近... マチュピチュへ、インカの古道を歩く 「インカトレイル」の入山許可証の確保は、年々厳しさを増しています。 世界中のトレッカーの注目を浴びていますが、入山制限の条件は同じなので、今では4ヶ月前には完売してしまうような状況です。 2015年のインカトレイル入山許可証は、一月中旬に開始する予定です...
インカ文明の知恵の結晶:段々畑「アンデネス」とは... インカの段々畑「アンデネス」とは アンデス山脈の遺跡の特長といえば、幾重にも連なる段々畑がすぐに思い出されるだろう。 この段々畑は、「アンデネス」と呼ばれる。 山の斜面を隅々まで使うかのように、インカ時代、そして前インカ時代の人々は、とてつもない執念でどこにでも畑を作ったのだ。 ...
マチュピチュ遺跡の撮影:石切場で日差しを待つ... 早朝、まだマチュピチュ村からシャトルバスが大量に来ない時間帯、マチュピチュ遺跡はとても静かだ。 マチュピチュ遺跡では、石切場が好きだ。 今では遺跡のいたる所がロープで区切られて立ち入り禁止になり、監視員が目を光らせている。だから、マチュピチュをじっくりと時間をかけて見れる場所は意外に少な...
ペルー・マチュピチュ遺跡のモデルプラン:8~10日間... 南米で山歩きをするとなると構えてしまう方もいるでしょうが、体力や経験や日数に合わせて、ライトな日帰りハイキングから、ハードな縦走トレッキングまで、三者三様の旅を作ることができます。もちろん、遺跡内を中心に歩く観光もお勧めですが、ご希望があれば、マチュピチュを「歩く」プランも手配しています。 ...

ブランカ山群の山岳展望:ペルー・アンデス山脈の大地創生の成り立ち

インカトレイル・トレッキング②:ペルー・アンデスの古代遺跡を歩く

パタゴニア
パタゴニア

関連記事

  1. インカトレイルの魅力② サヤクマルカ遺跡~マチュピチュ遺跡

    2013.04.20
  2. ペルー・マチュピチュ遺跡:2019年からの入場制限

    2018.08.13
  3. 秘境クルーズ特集:ガラパゴス諸島、パタゴニア、アマゾン、南極大陸

    2018.10.29
  4. ペルー・インカ帝国の古都クスコ:スペインとインカ融合のシンボル

    2019.01.17
  5. ヤンガヌコ谷で「天の川」の星空撮影/ブランカ山群

    2015.07.14
  6. ペルーを代表する国民飲料「インカ・コーラ」とは

    2017.08.05
2019年1月
« 12月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
パタゴニア

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP