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風景写真家・松井章のブログ

ペルー・インカトレイル・トレッキングとウルバンバ谷滞在 7日間

2017年ゴールデンウイーク企画「インカの古道と信仰の山を歩く 7日間」

2017年ゴールデンウイーク企画「インカの古道と信仰の山を歩く 7日間 ~インカトレイル、マチュピチュ、 ワイナピチュ、レインボーマウンテン~」

観光だけでは物足りない、体験をもっと深くしたお方向けに企画したのが、こちらのツアーです。

インカの古道インカトレイルを始め、ワイナピチュ登頂、ウルバンバ谷ハイキング、レインボーマウンテン・ハイキングなど、盛りだくさんのツアーです。

ハイキングをツアーの主体にすることで、より深くペルーの人々や文化に触れあうことができるでしょう。

マチュピチュ遺跡への古道「インカトレイル」、マチュピチュ遺跡の背後にそびえる「ワイナピチュ峰」、インカの聖なる峰・アウサンガテの山麓「レインボーマウンテン」、そして地元ケチュア族の村から田園風景を望む「ウルバンバ谷展望の丘」を歩きます。

マチュピチュ遺跡へ続く、インカトレイルとは

インカ時代の古道で最も重要な区間は、マチュピチュ遺跡へと繋がる区間でした。その最後の最も重要な区間を歩くのが、インカトレイルです。
スペイン人の侵略でほとんどの古道が破壊される中、奇跡的にこの区間は100年前まで手つかずで隠し続けられた区間でもあります。
インカ時代に人々が見た光景と同じ道を見ることができます。

インカトレイル日帰りハイキングでは、鉄道を途中で下りて、徒歩でマチュピチュ遺跡を目指します。途中には、インカトレイル入山者のみが見れる貴重な遺跡を見学することも可能です。最後の峠を越えて、太陽の門をくぐると、眼前にマチュピチュ遺跡が現れます。
※インカトレイルは厳しい入山者数の制限がされています。1日約200人の入山者に限定されているために、乾季のベストシーズンの入山許可証は約4ヶ月前には完売しています。

マチュピチュ遺跡&ワイナピチュ峰登頂ハイキング

インカ文明の秘密が詰め込まれたマチュピチュ遺跡では、遺跡の中枢を担った神殿地区を中心に、地元ガイドならではの切り口で解説をします。
観光だけではなく、マチュピチュ遺跡の背後に聳えるシンボリックな山・ワイナピチュ峰に登頂します。
見かけほどには困難な道ではないので、ゆっくり慎重に歩けば問題の無い山です。往復約2.5時間の歩行では、山頂から見下ろすマチュピチュ遺跡がハイライトとなります。

ウルバンバ谷の小さな村・ミスミナイ

クスコとマチュピチュ遺跡の中間に位置するウルバンバ谷には、標高が低く気候も過ごしやすいことから高度順応に一日滞在します。

かつてインカ帝国の皇帝は、避寒地として、このウルバンバ谷を利用していました。
谷には無数の遺跡がひしめき、インカ帝国にとって重要な谷であったことが分かります。

ウルバンバ谷の滞在日には、ケチュア族のミスミナイ村を訪問します。
弊社のインカトレイルでは、この村からポーターが派遣されています。一つの村からポーターが来ることで、トレッキング・スタッフともより家族的な関係をもつことができています。
ミスミナイ村では、古代から続く聖なる儀式や、天然染料を使った織物の制作過程などを、村人が実演してくれるでしょう。

また、村の外れの丘へ軽ハイキングをします。
丘からは、ウルバンバ谷の広大な田園風景を望めます。かつてこのウルバンバ谷周辺がインカ帝国の重要な穀倉地帯であったことも分かるでしょう。
眼下には、かつて農業試験場であったと言われるモライ遺跡も見えます。

ウルバンバ谷のマラス塩田とオリャンタイタンボ遺跡

ウルバンバ谷の小さな大地の裂け目から、塩水が染み出る場所があります。
小さな小川とも言えないほどの流れから、とても大きな塩田が生まれました。
マラス塩田は古代から綿々と受け継がれて、今も利用されている塩田です。
眼を疑うほどの規模の塩田を実際に歩いてみましょう。

インカ時代の遺跡が集中する約30kmほどのウルバンバ谷には訪問する場所もいくつもあります。
ここでは“遺跡”はとても身近な存在なのです。

谷から山の斜面を見上げれば、風景に同化している遺跡をいたるところで目にします。
ウルバンバ谷の宿泊は、マチュピチュ鉄道駅のすぐ近くです。

徒歩でオリャンタイタンボ遺跡も訪れます。巨石が針を通さぬほど精緻に組まれていることで有名な遺跡です。
地元ガイドの歴史解説も熱くなる場所です。

インカ帝国の古都クスコ

インカ帝国の古都であるクスコは、首都リマからマチュピチュへの基点です。
単に通過してしまう場合もありますが、やはり滞在すべき素敵な場所です。

スペイン統治時代のコロニアル建築が広がるこの町も、多くの魅力を秘めています。
街の全体を覆う遺跡と、白い壁と橙色の瓦のスペイン建築に彩られて、とても居心地の良い場所です。

インカ帝国の重要な神殿であったコリカンチャを始め、クスコを見守る高台に鎮座する巨石のサクサイワマン遺跡を訪問します。

霊峰アウサンガテ山麓・レインボーマウンテン

霊峰アウサンガテは、今もケチュア族に信仰される聖なる山です。
この霊峰の山麓に、近年注目を集めているレインボーマウンテンがあります。

太陽光線の当たり具合により、地中に含まれる鉱物に微妙に反射して、綺麗な七色が浮かび上がります。
かつてはテント泊で4・5日かけて歩く必要がありましたが、今では日帰りハイキングで見ることができます。
ここ数年、注目されている場所です。

ツアー詳細と日程表

このように、7日間のペルー滞在では、ハイキングをメインに観光要素もふんだんにした内容です。
毎日盛りだくさんの日程の中で、“歩く”ことを通して、ペルーの今を体験することができるでしょう。
詳しくはお問い合わせください。

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