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インカトレイル・トレッキング②:ペルー・アンデスの古代遺跡を歩く

トレッキング2日目:一番の難所・ワルミワニュスカ峠へ

インカトレイル2日目は、ワルミワニュスカ峠(4200m)を越えるインカトレイル一番の難所です。

2日目をうまく乗り切れば、3日目以降は割と簡単に歩けるので、インカトレイルで最も気を付けて乗り越えるべき日となります。
難所とはいえ、危険な箇所は無いので、体調管理に気をつけて、一歩一歩確実に歩けば問題はないでしょう。特に高山病には注意が必要となってきますので、予防に努める体調管理がとても重要な日となります。

朝、ワイリャバンバ(3000m)のキャンプを出発してから、長い登りが始まります。緩やかな上り坂や階段上のスロープを歩き、定期的に小休憩を挟みながら、ゆっくり歩きます。
お昼前に、標高3800m前後の草原で、スタッフがお昼ご飯を用意して待っているでしょう。上を見上げれば、ワルミワニュスカ峠がいよいよ見えてきました。
1時間ほどのお昼休憩で体調と気持ちを整えて、峠を目指して、さらに登ります。
約2時間ほどさらに登り、ワルミワニュスカ峠に到着します。
眼下を見下ろせば、朝までキャンプしていたワイリャバンバをはるか下に望めるでしょう。半日かけて約1200mを登りました。

ワルミワニュスカ峠を越えて、今日のパカマヨ・キャンプ(3700m)までは緩やかに下っていくだけです。とはいえさらに約2時間は歩くので、ペースによっては暗くなってしまうこともあります。
ザック(リュックサック)の中には、必ずヘッドランプを携帯するようにしましょう。ペルーはほぼ赤道直下ですので、日没はほぼ18:00頃となります。

パカマヨ・キャンプは、インカ時代の古い段々畑を改良して作ったキャンプです。テラス状の段々畑に各キャンプが設置されているので、絵になる写真をキャンプから撮ることができます。

この日のトレッキングは距離こそ8kmですが、標高差がありますので、丸一日歩くことになります。インカトレイルの難所となる日です。

トレッキング3日目:天上の遺跡を望む尾根歩き

この日は小さな峠をいくつか越えますが、前日の難所をすでに越えているので、あとは展望を楽しんで歩く2日間となります。
パカマヨからマチュピチュ遺跡に近づくほどに、遺跡の規模や数は増えていきます。そして歩く道も徐々に密な石畳の道へと変化していきます。
アマゾンから上がってきた湿った霧の合間に見え隠れする遺跡は、まさに天上の別天地と呼ぶべき展望です。

この日の歩行距離は約7kmで、標高差もあまりないので、ゆったりしたペースで、遺跡の見学時間も十分に確保できるでしょう。

朝に出発して、最初に見える遺跡は「ルンクラカイ遺跡」です。
この小さな遺跡は、かつて飛脚の詰め所として利用されていました。リレー方式で飛脚が運んでいたのは“キープ”と呼ばれる紐です。紐には結び目が無数にあり、この結び目は一部の人だけが読むことができる暗号です。リレー方式で飛脚が帝国中を走り「キープ」という情報をクスコにいち早く送ることで、強大な中央集権国家を維持していました。

ルンクラカイ遺跡の次に通過するのが、「サクサイワマン遺跡」です。
展望の良い稜線伝いにへばりつくように築かれたこのサクサイワマン遺跡は、城砦としての役目を持っていたといわれます。巨大な遺跡の石組みには水路も張り巡らされています。さらに標高の高い峠に人口のダム湖を作り、そこから水を引いていたといわれます。

この辺りからは、道はほとんど石畳となります。インカ時代からそのまま残されて、密林に埋もれていた貴重な道を歩きます。

眼下の深い谷底に、マチュピチュ遺跡へ向かう鉄道が走っています。大半のツーリストが谷底を通過しているわけで、インカトレイル入山者だけが、山上で遺跡を独り占めにするように訪問できるのです。

今日のキャンプ地は、プユパタマルカ(3400m)です。高度感のある稜線に作られたキャンプ地は、山岳展望も抜群です。
キャンプ地のすぐ下には、扇状に広がる巨大な「プユパタマルカ遺跡」が見えます。そして、はるか向こうに、いよいよマチュピチュ遺跡が少しだけ顔を出しています。前方に見える山はマチュピチュ峰で、この山を回り込むと、反対側に隠されるようにマチュピチュ遺跡が鎮座しているのです。
マチュピチュ遺跡は最後の最後まで、見えそうで見えないように、とても巧妙に建設されているのです。
かつて参道としての役目を兼ね備えていた「インカトレイル」には、道のりにストーリ-性をも組み込んで作られたに違いありません。

マチュピチュ峰の右側には、氷雪をまとうベロニカ峰(5620m)が、そして振り返れば、南西の方角に巨大なサルカンタイ峰(6271m)も望めます。プユパタマルカ遺跡のキャンプは、インカトレイルで最も展望の良いキャンプです。

翌日は、いよいよトレッキング最終日となります。

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