Loading

風景写真家・松井章のブログ

アルパカ放牧の朝:パリナコタ山麓にて

アルパカ放牧家族の一日の始まり


夜明け前の黎明の時間、地平線はすでに淡い紫色に染まり、まもなく夜が明けることを静かに告げていました。
日の出前、アルパカを放牧する家族の家に着くと、すでにアルパカとリャマたちは目を覚まして、脚を畳んだクッシング姿勢で待機しています。

彼らは朝ごはんを食べに草原に行きたいのですが、陽が射し込むまでは立ち上がりません。
夜闇が危険を孕むことを、本能的に知っているからでしょう。
生き物が少ないアンデス高原(アルティプラーノ)とはいえ、キツネやピューマは確かに彼らを狙っています。

サハマ山とパリナコタ山の山麓は、起伏が少ない平らな大草原です。
やがて地平線に陽が顔を出すと、強烈な斜光が射すようにアルパカを照らしました。

その瞬間、アルパカたちはすくっと立ち上がり、主である家族の人々が門を開けるのを、今か今かと待ちわびるようです。

放牧を生業とする家族にとって、朝はとても大切な時間です。

アルパカの健康状態を確かめ、毛を刈る個体を選び分けるなど、忙しくも欠かせない作業が続きます。

▲子供アルパカに栄養のあるミルクを与える

基本的に集団で行動するアルパカ達ですので、全てのアルパカの用意が整ってから、門を開けて一斉に放ちます。
リャマはリャマ、アルパカはアルパカで集まり、それぞれの方向へと足早に散っていきます。

草を食み始めると、彼らの一日が始まります。

少しずつ移動しながら、ずっと草を食べ続け、ときどき昼寝をして、また草を食べる。。。

陽が暮れるまで、アルパカとリャマたちは穏やかで変わらない営みを続けていきます。

関連記事集

アルパカ放牧の朝:パリナコタ山麓にて

ボリビア最高峰サハマ:アルパカ文化と祈りの聖山

リャマが運ぶアンデスの記憶

アルパカの毛刈り―アンデスに生きるアイマラ族の祈り

黄昏時のアルパカ

人とアルパカの暮らしに思うこと

アルパカと過ごすひと時

家路につくアルパカたち

アルパカとリャマの朝活

リャマとアンデス山脈のコンドリリ峰へ歩く

アンデス高原のラクダ「アルパカ」

アルパカの楽園へ/アンデス高原の原風景

ペルーの名峰アウサンガテとアルパカの楽園

アンデスの文化に欠かせない「リャマ」

南米アンデス山脈に生息する“4種類のラクダ”記事集

アルパカの希少種「スーリー・アルパカ」

ボリビア・パリナコタ山の麓:アルパカの草原へ

赤い目の鳥:ガラパゴス諸島のアカメカモメ

関連記事

  1. 【悠久の南米大陸】NHKラジオ「まいにちスペイン語」4月号

    2021.06.16
  2. まだ間に合う「乾季・ウユニ塩湖」のメリット(9月・10月)

    2012.08.05
  3. 【ボリビア】アアゾン川源流域のピンクイルカ <ビデオ>

    2013.06.13
  4. Photographic exhibition of Akira Matsui …

    2024.11.25
  5. アートフォト・ギャラリー「1x」選出作品:フィッツロイと雲

    2023.04.28
  6. ボリビア・サンタクルスで写真展示いただきました

    2024.09.12

キーワード検索

2026年10月
月 火 水 木 金 土 日
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP