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風景写真家・松井章のブログ

パタゴニア・ウプサラ氷河の後退と氷河谷

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南部パタゴニアのロス・グラシアレス国立公園のウプサラ氷河は、この国立公園では2番目に面積の大きい765㎢の氷河です。
無数に流れ落ちる氷河の源に当たる広大な大陸氷床の中で、氷河がどこから始まるかの線引きには少し難しさを感じます。実際に氷床を歩いている時に、気付いたら地理上はビエドマ氷河の上を歩いていた経験があるからです。
ウプサラ氷河は、1908年に地質学者のP.D.クエンサルによって命名されました。クエンサルの氷河研究に資金提供をしていた大学のある、スウェーデンの都市名“ウプサラ”に由来します。
氷河の後退の速度は著しく、上部の写真で分かる通り80年ほどでも大幅に後退しています。その後退した距離は20kmと言われるほどです。
この写真は、氷河の東岸の大部分を所有するクリスティーナ牧場のウプサラ氷河の展望台近く、避難小屋で撮った写真です。この避難小屋もかつては氷河研究のために建設されたものでした。その避難小屋の目の前にも氷河があったそうですが、今では下部の写真の通り荒涼とした月面のような風景が広がるだけです。
いかに氷河の後退のスピードが速いかを体験できる場所です。
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月面のような荒涼とした光景
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