Loading

風景写真家・松井章のブログ

クッションような灌木が花で覆われる:マタ

1.jpg
4.jpg
その姿がクッションのように見える灌木を、パタゴニアでは「マタ」と呼ぶ。
スペイン語で“灌木”という意味だ。
ノトロと同じく、氷河が後退した荒地に最初に生える植物だ。
マタ・グアナコは、まだ残雪が残る初春に、真紅の花を無数につける。
マタ・バロッサは、春から夏にかけて、黄色い花をつける。
どちらも鋭い棘をつけていて、強風に順応して背が低い。
一見すると荒涼としたパタゴニアの大平原にも、季節を彩る花があるのだ。
*Mata Guanaco (Neneo Macho): Anarthrophyllum desideratum
*Mata Barrosa: Mulinum spinosum
2.jpg
3.jpg

パタゴニアのプロテア:真紅の花「ノトロ」

パタゴニアの春を彩る花:“聖母マリアの小さな靴”

関連記事

  1. プリント写真の販売はじめました

    2021.06.25
  2. ペリトモレノ氷河:2年ぶりの急激な前進「ルプトゥーラ」

    2018.03.12
  3. “パタゴニアの針峰”セロトーレ:暴風と朝日の静寂

    2023.09.14
  4. 写真展「パタゴニア」/アルゼンチン公使にご来場いただきました

    2025.02.20
  5. ウプサラ氷河とクリスティーナ牧場② ノルテ峰へ向けて

    2015.10.24
  6. パタゴニア:フィッツロイBCの快適なキャンプ生活

    2016.04.08
パタゴニア
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP