Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニアに生息する幻の鹿:ウエムル

1.jpg
“ウエムル”は、パタゴニアの地元民でもなかなか出会うことのできない貴重な鹿です。
それは“森の幽霊”と呼ばれるほどで、地元民でも目を輝かせて喜びます。
村でウエムルを見たことを言えば、写真を見せるまではなかなか信じてくれないでしょう。
かつて羊が持ち込まれる前のパタゴニアにはたくさん生息していましたが、牧羊に伴う環境の変化に耐えられず激減してしまいました。
狩猟と伝染病が原因で、今では絶滅が危惧されています。
森の色に同化して静かに臆病に動くウエムルは、見つけようとしても見つけられないものです。
見ようとしていないわずかな瞬間に見ることができる、ウエムルには“森の幽霊”という呼び方がぴったりします。
2.jpg
3.jpg
4.jpg

マチュピチュ遺跡のシンボル:ワイナピチュ登頂ハイキング

ブラジル・レンソイス砂漠:旅の3つのポイント

関連記事

  1. アルゼンチン:ツーリストへの免税で目指す観光立国

    2017.04.20
  2. チリ暴動による地方の最新状況:パタゴニア・パイネ国立公園

    2019.11.08
  3. パタゴニアの風が創る空の絶景:レンズ雲

    2020.06.16
  4. シュティフター「水晶」の世界観/パタゴニアの聖地フィッツロイ

    2018.08.07
  5. ペリト・モレノ氷河:前進・後退を繰り返す不思議

    2015.04.19
  6. パタゴニアの変化自在な「レンズ雲」の魅力/フィッツロイ山麓

    2017.06.23
パタゴニア
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP