
目次
トウガラシの原産地ペルー

乾いた谷を埋め尽くす、赤や黒、オレンジ色の絨毯。
これはすべて、天日干しされている唐辛子です。
唐辛子は南アメリカ・中央アメリカを原産とし、ペルーやボリビアを含むアンデス地域は、その長い品種改良の歴史を持つ地域のひとつです。ペルーでは古くから「アヒ(ají)」と呼ばれるさまざまな唐辛子が食文化に深く根付いてきました。
ペルー海岸部には、ほとんど雨の降らない砂漠気候の谷が広がっています。そうした乾燥した土地の一角では、収穫した大量の唐辛子が地面いっぱいに広げられ、強い太陽の下で乾燥させられています。赤褐色の唐辛子が谷を覆う光景は、遠くから見ると、まるで大地そのものが赤く染まったようです。ペルー沿岸部や内陸の谷には広大な乾燥地帯があり、農業の多くは灌漑によって支えられています。

ペルー料理に唐辛子は欠かせません。代表的なアヒ・アマリージョをはじめ、アヒ・パンカ、ロコトなど、料理によってさまざまな種類を使い分けます。アヒ・アマリージョはペルー国内でも広く栽培・消費される唐辛子のひとつです。
ただし、「唐辛子をたくさん使う=ペルー料理は激辛」というイメージは、少し違います。
ペルー料理では、唐辛子は単に辛さを加えるためだけのものではありません。ほのかな辛味、香り、コク、そして鮮やかな色彩を料理に与える重要な食材です。種類ごとの個性を生かしながら使い分けることで、ペルー料理独特の奥行きのある味が生まれます。
唐辛子の国でありながら、すべての料理が辛いわけではない。
むしろ、無数の唐辛子を巧みに使い分ける文化こそが、ペルー料理の豊かさなのです。

『やさい畑』8月号(家の光協会)記事「トウガラシ 世界を席巻した辛味の王様」
なお、現在発売中の『やさい畑』8月号(家の光協会)の記事「トウガラシ 世界を席巻した辛味の王様」で、私が撮影した写真を掲載いただいています。ぜひご覧ください。
●『やさい畑』8月号(家の光協会)
→ https://www.ienohikari.net/press/yasai
ペルー料理レストランALDO

そして、2026年8月1日~16日に開催する写真展「アルパカ」は、
麻布台ヒルズ3階のペルー料理レストランALDOが主催しています。
写真展でアンデスに生きるアルパカたちの姿を見た後は、ぜひ本場のペルー料理も体験してみてください。
●ペルー料理ALDO 麻布台ヒルズ店
→ https://aldoperu.com/





























