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風景写真家・松井章のブログ

ペルー・アンデスの名峰ワンドイの里山風景

ブランカ山群の名峰ワンドイ

南米大陸を縦断するアンデス山脈で、ひときわ高くそびえるのが、ペルーのブランカ山群(ワスカラン国立公園)です。この山域の特徴は、5000~6000m級の鋭峰が数十も連なっていることです。
この中で最も高い山がペルー最高峰であるワスカラン(6768m)、そして二番目に高い山がワンドイ(6368m)です。

名峰ワンドイは、ブランカ山群でも特に目立つ姿をしています。4つの峰から成る複雑な形から、見る角度により異なる山容であるからです。

荒々しく神々しく見える角度もあれば、優しくたおやかに人を見守るように見える角度もあります。

ワイラス回廊の里山風景


ワイラス回廊は、このブランカ山群に沿って南北に細長く伸びる約200kmの谷の名称です。ブランカ山群の氷河がもたらす水という資源により、ワイラス回廊の斜面には、びっしりと畑が耕されて、古代から人が住んでいます。
畑を耕していると、今でも古代の遺物が掘り起こされるのはごく普通なほどに、同じ土地に2000年以上も人が暮らしているのです。

このワイラス回廊から見える名峰の一つがワンドイです。ワンドイの山麓にあるユンガイ村は、ワンドイが最も美しく見える場所の一つです。人々の生活風景を見守るように、白い峰がそびえています。山肌(あるいは氷壁)は一面が標高差2000mにわたり真っ白です。

ブランカ山群の「ブランカ」が「白い」を意味する理由がよく理解できるでしょう。

ユンガイ村では、人々は民族衣装を着て、今も伝統的な暮らしを続けています。耕作のほとんどが手作業と人力で行われています。
キヌア、ジャガイモ、トウモロコシなどが栽培されています。

ワンドイの氷河から染み出す水が、人々の生活を支えているのですが、温暖化で氷河が後退するなかで、川の水も不安定で少しずつ減少しているそうです。

耕作地や収穫量の減少は、この谷に暮らす人々にとって死活問題なので、水資源の有効利用とともに、古代から受け継ぐ土地を将来へと繋げることを祈るばかりです。

【動画】ペルーの絶景集:悠久のアンデス山脈と古代文明、世界遺産マチュピチュ

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