Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニア-マゼラン海峡から、プエルトナタレスへ


マゼラン海峡のプンタアレナスから、パイネ国立公園の玄関となるプエルトナタレスへ。

この道は強風に見舞われることが多い道で、吹く時には常に西から吹いてきます。
そのために、木も風向きに合わせて育つほどです。

この強烈な西風は、太平洋からやって来るので、とても湿った空気です。
チリ側のパタゴニアには、この湿った西風が直接ぶつかるので降水量が多く、結果として、南極ブナに覆われることになりました。
アルゼンチンとの国境を成すアンデス山脈に湿った空気がぶつかることで、西側のチリ側には大変な降雨をもたらすのです。

幹や枝、そして根が複雑に絡まり合い、風に翻弄されながら、樹海のように発達した原生林には、なかなか人が入りこむことができません。
この原生林の伐採が、チリ・パタゴニアの開拓民の最初に取り掛かった大仕事でした。

パタゴニア:プンタアレナスで食べる絶品、パタゴニアの羊

パタゴニア:パイネ国立公園の展望の宿で山岳写真撮影

関連記事

  1. パタゴニアの変化自在な「レンズ雲」の魅力/フィッツロイ山麓

    2017.06.23
  2. 風と雲が作り出す幻想風景:パタゴニア・パイネ国立公園の夕日

    2020.12.10
  3. パタゴニア:急速に後退するビエドマ氷河

    2020.06.29
  4. パンゲア大陸に遡るパタゴニアの樹木「南極ブナ」の歴史

    2015.09.15
  5. パイネ国立公園の名峰「クエルノ」創成の歴史

    2021.12.04
  6. パタゴニア開拓史:氷河の思わぬ前進に翻弄される①

    2014.03.10
パタゴニア
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP