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風景写真家・松井章のブログ

パタゴニア-マゼラン海峡の最果ての町、プンタアレナス


プンタアレナスは、チリ最南端部、マゼラン海峡に面する小さな町です。

パタゴニアがかつて羊毛で栄えた時代に、ヨーロッパへの港として開拓されたのが町の始まりです。

プンタアレナスに最初に入植したのは、イギリスの宣教師でした。
キリスト教文明の先兵として宣教師がまず布教に乗り出すのは、その他の国で行われた方法と同じです。
そうしたキリスト教の教化の目的で、先住民は定住化を迫られ、結果としては疫病の蔓延などで絶滅への道を歩みました。

一方、ヨーロッパからの移民は、羊毛の好景気に湧き、移民が激増して行くのです。

激動の開拓時代を経て、一つの役目を終えたプンタアレナスは、現在ではパタゴニア観光や南極クルーズの玄関の一つとして、静かに観光業で日に日に発展しています。

とはいえ、まだまだ辺境の名残はあり、最果ての荒涼としたパタゴニアらしい景色が広がります。
世界で最も天候の悪い地域の一つに上がるほどのこの地域では、空に陰鬱とした曇り空が広がることが多いです。
それもまた、とてもパタゴニア的といえる、広く鈍色の空です。

アルゼンチン側は主に乾燥したステップ気候により広大な荒涼とした草原であるのに対して、チリ側は湿潤な気候により南極ブナの原生林が広がります。
開拓の歴史もまた、この原生林を切り開くことから始めたところが、チリ・パタゴニアです。

旅の始まりに、プンタアレナスを選ぶのもお勧めです。

パタゴニア:フィッツロイBCで迎える朝焼け

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