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アンデス山脈のシンボル:巨鳥コンドルの生態

南米大陸の象徴:コンドルとは

巨鳥「コンドル」は、南米大陸だけに生息するまさにシンボルともいえる存在です。
その巨体を宙に浮かせるために、コンドルは“上昇気流”を必要とするために、アンデス山脈を中心とした風の吹く場所に生息します。風が常に吹く場所であれば、コンドルを見れる可能性は高いのです。

コンドルが翼を広げたときの翼幅は、最大3.5mに及び、世界最大級の鳥でもあります。“コンドルは飛んでいく”の曲のケーナの音色に乗せてコンドルが舞う風景は、南米を訪れる人であれば、誰もが見たい景色でしょう。
前述のように、巨体を浮かせるために上昇気流を必要とすることから、コンドルを見るのであれば、標高3000m~4000mのアンデス高原やパタゴニア地方で観察することができます。

コンドルの生態


風を切る音が聞こえたのなら、コンドルの首に注意しましょう。コンドルの象徴ともいえる首の白い襟巻は、オスの証です。体調は襟巻を持たないメスよりも一回り大きく、雄々しく風を切る音を響かせて、鋭く飛び回ります。

コンドルの寿命は50年ともいわれ、コミュニティで群れの中で暮らしています。つがいは一生同じで、1年おきに卵を1、2個生みます。若鳥は茶色の羽毛で体も小さく、2歳までは両親から狩りや飛行技術を学びます。
早朝の谷に上昇気流が吹く時間は、巣からコンドルが飛び立ちます。このとき子育て中のコンドルが、若鳥に飛行技術を教えるように何度も若鳥と旋回しているのを見たことがあります。コンドルが羽ばたくのはわずかで、風に乗ってグライダーのように滑空します。

コンドルは死肉を食べる鳥です。巣のある山から飛び立ち、ときには100キロ以上も飛びエサを探します。
巨体を空に浮かべるには「風」は必須ですので、風の無いところに着地することは死を意味します。着地するリスクはとても大きいので、コンドルはとても慎重で周囲の安全を十分に確保して、ときには数日監視してから着陸することもあるそうです。100キロ以上も見知らぬ土地へエサを探すのは大きなリスクであり、よほどのエサ不足ということです。

巨大な死肉を食べるコンドルは、生態系で重要な役割を担います。死肉から疫病が広がるのを未然に防ぐのも、分解者としてのコンドルの役目なのです。タカやワシと異なり、コンドルは生きた生き物を襲うことはない温和な生き物ですが、飢えれば羊やアルパカをしとめることができる荒々しさも秘めています。

絶滅を危惧される現状について


現在、コンドルは絶滅を危惧される絶滅危惧種です。ペルーには数千羽、そしてエクアドルにはたった数百羽しか残っていないとも言われます。アルゼンチンやチリのパタゴニアには約1万羽いるのではと言われます。
生息環境の悪化により、年々コンドルの住みよい環境は狭まっているのでしょう。

南米でコンドルを観察する方法


このように、アンデス山脈に住むコンドルは世界で最も印象的な鳥の一つです。

生息数が激減するコンドルですが、弊社にご要望いただければ、コンドルを観察できる場所にご案内します。

関連ページ:コンドル

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