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クルーズ乗船4日目AM/メラーフィヨルドに上陸
北緯80度の北極海から、スバールバル諸島のスピッツベルゲン島に戻りました。

今度はフィヨルドのパノラマと氷河を展望するために、北緯79度にあるクロスフィヨルドに入ります。
細いフィヨルドの水道の奥に入り、午前中はさらに奥にあるメラー・フィヨルドで上陸しました。

まだ6月上旬でしたので、残雪が多いために上陸ポイントが限られるために、4日目にしてようやく上陸することができました。

木が一本も生えていないツンドラの大地は、一面がコケに覆われているために、地面はスポンジのようにふかふかです。

グループの前後を歩くガイドは、ホッキョクグマとの遭遇に備えて銃を肩にかけています。

周囲は荒々しい山に囲まれていますが、これらの山はどれも標高800m前後の低い山です。

夏至が近い初夏のはずですが、北緯79度ではまだ初春というところなのが分かります。

丘に登り休憩していると、ガイドが遠くにトナカイとホッキョクギツネを見つけました。

肉眼では小さな点にしか見えなほどの距離です。

ホッキョクギツネもトナカイも、まだ冬毛で真っ白でした。

間近でキツネは見れませんが、足跡は見つけることができました。

この初春のスバールバル諸島で最も見応えあるのが、残雪模様の山々です。

この残雪模様によって低い山も立体感とともに迫力がでるからです。

そして、寒々しい荒涼とした景色は何もないですが、まさに極地ならではの絶景です。
人の気配の全くしない「地の果て」でした。
動画「北極クルーズ」
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