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風景写真家・松井章のブログ

北極クルーズ④:ラウド・フィヨルドの氷河の絶景

クルーズ乗船2日目/PM:ラウド・フィヨルド


5月下旬、まだ陸上は雪に覆われているので上陸できる場所は限られるので、この日は午後も同様にゾディアックボートで巡りました。

ラウドフィヨルド(北緯79度)は、スピッツベルゲン島北岸の深さ20kmほどのフィヨルドです。

このフィヨルドは、1614年のイギリス人の探検家により、一部の崖が赤く見えることから「レッドクリフ湾」と名付けられました。

その音がノルウェー語の発音に転訛して、ラウド・フィヨルドとなりました。

巨大な氷河が湾に流れ込んでいて、末端部の氷壁の高さは20mくらいはあるでしょうか。

ラウドフィヨルドの湾内は氷が浮かび、いよいよ北極的な景色になってきます。

ホンケワタガモ(アイダー)


ケワタガモは、北半球の極地を好んで生息する渡り鳥です。メスは褐色で目立たないのですが、オスはクチバシの上が隆起して目立ちます(下の写真:中央の鳥)。

メスが産卵期に作る巣に使う羽毛がアイダーダウンとして高級ダウンの材料となります。良質な羽毛からホンケワタガモと名付けられました。

セグロカモメ、またはアイスランドカモメ


スバールバル諸島を含む北ヨーロッパ全域で繁殖するセグロカモメは、多くのヨーロッパ各地の海岸で過ごします。アイスランドカモメと酷似していて、どちらかの判別はつけにくいです。

アイスランドという名前は付きますが、アイスランドで繁殖することはなく、スバールバル諸島やそのほかの北極圏に生息しています。

ラウド・フィヨルドの壮大な風景


▲数百年、数千年もかけて、源流から流されてきた青い氷河。

▲カヤック・プランの人は毎日シーカヤックを漕ぐ

▲晴れても風が冷たい5月下旬は、まだ水面に氷が張っている

動画「北極クルーズ」

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「北極スピッツベルゲン・クルーズ」関連ページ

北極へ①:春のノルウェー・オスロの街歩き

北極へ②:北緯78度、極北の町で「探検クルーズ」に乗船

北極クルーズ③:極地で必須のゾディアックボートで野生動物を探す

北極クルーズ④:ラウド・フィヨルドの氷河の絶景

北極クルーズ⑤:北緯80度の海氷帯へ

北極クルーズ⑥:残雪のフィヨルドを歩く

北極クルーズ⑦:青い氷河の楽園で

北極クルーズ⑧:パフィンを探しに海鳥の営巣地へ

北極クルーズ⑨:セイウチが眠る氷河の湾

北極クルーズ⑩:トナカイの暮らす雪原

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北極クルーズ③:ゾディアックボートで野生動物を探す

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