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風景写真家・松井章のブログ

北極へ①:春のノルウェー・オスロの街歩き

アフター・コロナに動き出すノルウェー

5月下旬、ノルウェーのオスロに来ました。
すでにツーリストへの門戸を開いているノルウェーでは、ワクチン接種3回以上であれば簡単に入国することができます。

ノルウェーはEU域外の国ではありますが、ヨーロッパの国家間を自由に出入国できる「シェンゲン協定」には加盟しています。EUおよびシェンゲン協定加盟国の入国は簡素化されていました。日本人は「(その他の)全ての国」の行列に並びます。行列では、ワクチン接種証明書や滞在日数を証明する国際線の航空券の控えの提示を求められました。

▲国会議事堂
行列での待機中に書類を用意させるために、係員の人がきびきびと動いていました。係員には車いすで仕事をする人もいます。もちろん車いすでも不自由なく働けるわけですので、そのバリアフリーな雇用の実践に「福祉国家」として有名なノルウェーの一面を見たような気がしました。

「北極クルーズ」の前に、オスロ滞在


オスロに来た理由は、さらに北緯78度スバールバル諸島(スピッツベルゲン島)に移動して、約1週間のアドベンチャー・クルーズに参加するためです。

コロナウィルスによりまだ国際線や出入国では混乱もあるようなので、国際線の予期せぬ遅延の可能性も踏まえて、オスロには1日早く入り2泊しました。
実際には国際線も入国も運よく、コロナ以前と同じくらいスムーズでした。

バイキングに始まる首都オスロの歴史


ノルウェーの首都オスロは人口69万人の美しい都市です。オスロは西暦1049年にハーラル3世によって建設されました。
ノルウェー人といえば「バイキング(ノルマン人)」の子孫です。9世紀から12世紀にかけて、スカンジナビア半島やユトランド半島を中心に、海洋貿易や海賊として栄えました。そのバイキングの人々が定着して建設した町の一つがオスロです。

▲ノルウェー王宮とカールヨハンス通り
バイキングの活動範囲はとても広く、最盛期には地中海ではシチリア島を支配したこともあり、さらにボスフォラス海峡を通り、黒海まで進出していました。
大西洋ではアイスランドに永住しただけではなく、北アメリカのニューファンドランドにコロンブスよりも500年も早く上陸していたといわれます。

オスロ旧市街を歩く

5月下旬、まだノルウェーは初春でした。
緯度で考えれば、北海道の稚内は北緯45度にありますが、オスロはもっと遥かに北の北緯60度にあります。夜の冷え込みを体感すれば、まだ春は始まったばかりのように感じるでしょう。

エアポート・ホテルに滞在していたので、電車でオスロ中央駅へ。この日は知人のご自宅に招いていただいていたので、オスロ中心部を歩き、その後で郊外の住宅地へ向かいました。

空港で約30分ほどでオスロ中央駅に到着。まずメインストリートのカールヨハンス通りを歩き大聖堂へ向かいました。

それから国会議事堂、国立劇場、オスロ市庁舎などを見て歩きました。

▲オスロ市庁舎

北欧らしい素敵な家で昼食

地下鉄に乗り、知人宅へ。とてもローカルな電車で車窓から見る風景は、綺麗で静かな住宅街です。家々の間隔が広く、緑が多く、センスの良い家が並んでいました。
地下鉄で20分ほども走ると、かなり郊外になるようで、住宅街は森と調和するようでした。

こちらの知人、フィンさんにお会いするのは13年ぶりです。
かつてトレッキング・ツアーの添乗員で来た時に、山小屋泊でヨートゥンハイメン国立公園を縦走するコースのトレッキング・ガイドとして同行していただいたのをご縁に、今回はお招きいただきました。

若い時には山歩きや山スキーに精を出して、スバールバル諸島にも何度も遠征している強者ですが、いまでは北欧神話の妖精「トロール」を自任して、穏やかな引退生活をされています。とはいえ、82歳ながら、今でも裏山に登りスキーで滑走するとのことです。

ご自宅は木を基調として、窓がたくさんある家で、庭の手入れまで全てが素晴らしくセンス良いのです。まさに本物の‟北欧”です。

昼食は、パンの上にスモークサーモンやスクランブルエッグ、アスパラなどを乗せて、素敵な庭を見ながら穏やかにいただきました。
ノルウェー・サーモンの産地ということもあり、スモークサーモンが絶品です。塩の加減も少なく、身の大きなサーモンです。
ノルウェーの人は毎日サーモンを食べているのだろうかと聞いてみましたが、そこまでは食べるものではなく、毎日食べる魚としては「ニシン」と断言していました。

その日のホテルの朝食のビュッフェでは、ニシンの酢漬けがとても美味しかったのを思い出しました。

13年ぶりという長い時を経て、再会していただいたことに大感謝です。

ノルウェーの物価事情


ノルウェーは物価の高さで有名ですが、以前にも増して高いように感じました。消費税は25%です。
ファストフードの店でサンドイッチと飲み物を食べるだけで日本円で約3000円ほどもしました。

この消費税は「社会福祉に使うため」と目的が明確なので、国民はそれを受け入れています。出産や子供の学費、高齢者向けの福祉政策など弱者に優しいことに加えて、政治が透明なこともあるからこそ政策を信用できるのでしょう。

コカコーラ1本でも600円近くとなりますので、自然に水ばかりを飲むのですが、水道の水はとてもおいしいです。

「北極スピッツベルゲン・クルーズ」関連ページ

北極へ①:春のノルウェー・オスロの街歩き

北極へ②:北緯78度、極北の町で「探検クルーズ」に乗船

北極クルーズ③:極地で必須のゾディアックボートで野生動物を探す

北極クルーズ④:ラウド・フィヨルドの氷河の絶景

北極クルーズ⑤:北緯80度の海氷帯へ

北極クルーズ⑥:残雪のフィヨルドを歩く

北極クルーズ:専用ページTOP

クルーズ旅行:専用ページTOP

バルセロナの街角風景:初夏を彩る花

グランドキャニオンの風景「20億年のアート」

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