Loading

風景写真家・松井章のブログ

「煙を吐く山」と呼ばれたフィッツロイ峰を覆う雲

1.jpg
かつて先住民に「煙を吐く山」という意味で、フィッツロイは“チャルテン”と呼ばれていました。そして、大航海時代に訪れたヨーロッパ人も、フィッツロイを活火山と考える時代が長く続きました。
晴れていたフィッツロイの山頂部に小さく湧いた雲は、いつまでも消えず徐々に大きくなり、フィッツロイを覆っていくことがあります。このようにフィッツロイに雲が現れると、なかなか雲は消えないものです。我慢比べのような状態になり、何時間も眺めていても一向に状況は変わらず、取り巻き動き続ける雲を延々と眺める日もあります。
時に、フィツロイの全体を望むためには、何日も待つこともあります。
2.jpg
3.jpg

牙を剥くパタゴニアの暴風:フィッツロイ峰にて

姿形を変えて環境に対応する南極ブナ:秋のパタゴニア

関連記事

  1. パタゴニアの春:荒れ地に芽吹く深紅の花

    2022.04.04
  2. 日本人が貢献した「チリ・サーモン」の歴史③

    2014.12.30
  3. 春のパタゴニア/草原を埋め尽くす白い花

    2023.11.24
  4. 紅葉のパタゴニア:黄や赤に色づくフィッツロイ山麓

    2016.04.27
  5. パタゴニアに生息する幻の鹿:ウエムル

    2015.03.12
  6. アートフォト・ギャラリー「1x」選出作品:フィッツロイと小さな村

    2023.04.27
パタゴニア
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP