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風景写真家・松井章のブログ

ギアナ高地/「南米大陸の幻想風景」写真展:撮影エリア紹介⑦

地球最古の大地・ギアナ高地

大陸移動(プレートテクトニクス)の回転軸に当たる地球最古の大地「ギアナ高地」は、一説には20億年の歴史があると言われます。
大地が不動のギアナ高地では、20億年前の堆積岩の硬い部分だけが残り、柔らかい部分は雨・風に削り落とされて、100以上のテーブルマウンテンが形成されました。密林から屹立するテーブルマウンテンの岸壁は、下界との交流を断絶する壁となり、山上の生態系はそれぞれ独自の進化を遂げたのです。特に植物は約75%に当たる4000種が固有種と言われるほどです。

ジュール・ヴェルヌの小説「失われた世界」の舞台:ロライマ山、クケナン山


ギアナ高地の特に美しい形をしたテーブルマウンテンが、ロライマ山とクケナン山です。これらの隣り合わせの山は、軍艦のような形でそびえています。
山上は下界とは全く異なる風景です。岩石が散らばる荒涼とした風景で、足元には無数の水晶が転がっています。
跳ぶことのできない原始のカエルがのそのそと歩き、独特な形状の植物や食虫植物が生息しています。

世界最大落差の滝・エンジェルフォール


落差979mを誇る世界最大の滝・エンジェルフォールは、かつて密林に金鉱を探す探検家「ジミー・エンジェル」のセスナ機が不時着することで偶然に発見されました。
あまにも落差が大きいことで、滝の水は途中で霧になるほどです。

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