Loading

風景写真家・松井章のブログ

ギアナ高地の核心部:世界最大落差の滝・エンジェルフォール

世界最大の滝・エンジェルフォールとは

落差979mを誇る世界最大の滝・エンジェルフォールは、ベネズエラ・ギアナ高地の奥深くにあります。

今では、基点となるカナイマ村からボートで約4時間ほどで行くことができますが、約80年前のギアナ高地は完全な未踏の地域で、金鉱を探す探検家により偶然発見されました。この探検家の名前「ジミー・エンジェル」にちなみ、エンジェルフォールと名付けられました。

約1000mもの高さを流れ落ちる水は、あまりにも標高差があることから途中で霧散してしまうほどです。その途方も無いスケールの大きさは南米大陸ならではというべきでしょう。

ギアナ高地のカナイマ国立公園

ギアナ高地とは、密林というイメージはありますが、その風景は変化に富んでいます。エンジェルフォール周辺は広大なジャングルに覆われていますが、東半分ほどは乾燥した草原地帯です。一説には約1000年ほど前に移住してきた先住民ペモン族が焼き畑農業で焼き払ったのが草原の始まりとも言われます。
このギアナ高地の中心部で、北海道ほどの面積が「カナイマ国立公園」として保護されています。国立公園には、ギアナ高地独特のテーブルマウンテンが約100個もあり、エンジェルフォールもその一つのテーブルマウンテンであるアウヤンテプイから流れています。

アウヤンテプイの核心部・エンジェルフォール

エンジェルフォールは、ギアナ高地最大のテーブルマウンテンであるアウヤンテプイで、核心部ともいうべき中心部の巨大な亀裂に流れ落ちる滝です。地図を見れば、エンジェルフォールがいかに外界から閉ざされた環境にあるか、そして約80年前まで発見されていなかったことも分かることでしょう

エンジェルフォールの理想的な過ごし方

エンジェルフォールの基点となるのは、カナイマ村です。美しいラグーンの畔にある村には、ベネズエラの地方都市から空路でアクセス可能です。カナイマ村からはボートでエンジェルフォールへ約4時間ほどの移動です。船外機付きボートで急流を遡るなかなかアドベンチャーな船旅です。
エンジェルフォールを日帰りで往復も可能ですが、一般的な方法は1泊2日です。エンジェルフォールを望むジャングルの山小屋に一泊します。この小屋泊まりのメリットは、エンジェルフォールを何時間も望めることでしょう。日帰りで訪れるには時間が少ないのですが、1泊2日であれば十分に展望する時間を作れます。
特に美しいのは、朝日の時間です。朝日が滝に当たる瞬間、岸壁と滝は美しく輝くのです

エンジェルフォール遊覧飛行

エンジェルフォールを展望するもう一つの方法は遊覧飛行です。カナイマ村から約40分ほどの所要時間で、エンジェルフォールを展望します。テーブルマウンテンの上部の景色を眺め、エンジェルフォールから落ちる源も目線の高さで望めることでしょう。
天候の変化が激しいギアナ高地では、遊覧飛行はとき催行できないこともありますが、1泊2日のボート観光に加えて、必ず体験したい展望です

関連ページ

《山岳写真》ペルー・ブランカ山群の名峰ワンドイの朝日

《山岳写真》パタゴニア・フィッツロイ峰と星の軌跡

関連記事

  1. 葦の浮島・ウロス島/“天空の湖”チチカカ湖(ペルー側)②

    2021.02.15
  2. マジョルカ島・ソーリェルを望む展望台へ

    2025.09.08
  3. 流氷街道の絶景:小清水原生花園から知床半島へ

    2022.02.24
  4. パタゴニアの地質学:花崗岩のパイネ山群の成り立ちを探る

    2025.08.11
  5. パタゴニア・フィッツロイ峰と星空:登山者の光跡

    2020.02.09
  6. アルパカの故郷へ|日本からペルー・ボリビアへの道のり

    2026.03.29

キーワード検索

2026年6月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP