Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニアの秋:フィッツロイで過ごす、荒天の停滞日


パタゴニアの先住民・テウエルチェ族は、フィッツロイを“チャルテン(煙を吐く山)”と呼んでいました。
そして、ヨーロッパの探検家や開拓民も、つい100年ほど前まではフィッツロイを活火山と考えていました。

それほどに、フィッツロイの峰々は雲に覆われることが多い山です。

フィッツロイを望むには、荒天の停滞日も踏まえて日程に余裕を持つと、展望できるチャンスが上がります。

パタゴニアの秋、雨は頻繁に雪に変わります。
そんな日はテントで停滞を余儀なくされますが、空を見上げれば、チャルテン村の方角の空は青空だったりします。
青空と雲の境目が、フィッツロイBC付近なのが分かるでしょう。

ときおり鋭く陽が差し込み、うっすらとフィッツロイが姿を現したりするので、停滞日といえどもフィッツロイから目を離すことはできません。

荒天で強風が荒れ狂う日は、空からゴーゴーととてつもない轟音が聞こえます。
キャンプのある森は、そんな強風からも守られているので、じっくりと天気が好天するのを待ちます。

こんな停滞日を体験すれば、パタゴニアの体験もぐっと深くなります。



パタゴニア:秋のフィッツロイ・トレッキング

パタゴニア:国道40号線を北上、フィッツロイへ

関連記事

  1. パタゴニア・フィッツロイ直下のトレス湖で、朝日を待つ

    2015.04.18
  2. セロトーレ直下の氷上キャンプ:パタゴニア南部氷原⑤

    2014.09.25
  3. 南米各国で異なるスペイン語:アルゼンチンの訛り

    2019.03.18
  4. サンマルティン湖の牧童・ガウチョ(パタゴニア)

    2016.05.28
  5. オーロラのような幻想的な雲:パタゴニア・フィッツロイ峰の夕日

    2018.06.17
  6. パタゴニアの秋を過ごす:フィッツロイ山麓の清冽な水

    2014.03.29
パタゴニア
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP