Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニアの秋:フィッツロイで過ごす、荒天の停滞日


パタゴニアの先住民・テウエルチェ族は、フィッツロイを“チャルテン(煙を吐く山)”と呼んでいました。
そして、ヨーロッパの探検家や開拓民も、つい100年ほど前まではフィッツロイを活火山と考えていました。

それほどに、フィッツロイの峰々は雲に覆われることが多い山です。

フィッツロイを望むには、荒天の停滞日も踏まえて日程に余裕を持つと、展望できるチャンスが上がります。

パタゴニアの秋、雨は頻繁に雪に変わります。
そんな日はテントで停滞を余儀なくされますが、空を見上げれば、チャルテン村の方角の空は青空だったりします。
青空と雲の境目が、フィッツロイBC付近なのが分かるでしょう。

ときおり鋭く陽が差し込み、うっすらとフィッツロイが姿を現したりするので、停滞日といえどもフィッツロイから目を離すことはできません。

荒天で強風が荒れ狂う日は、空からゴーゴーととてつもない轟音が聞こえます。
キャンプのある森は、そんな強風からも守られているので、じっくりと天気が好天するのを待ちます。

こんな停滞日を体験すれば、パタゴニアの体験もぐっと深くなります。



パタゴニア:秋のフィッツロイ・トレッキング

パタゴニア:国道40号線を北上、フィッツロイへ

関連記事

  1. 秋のパタゴニア:フィッツロイ山麓が色づく紅葉①

    2015.08.17
  2. フィッツロイ峰が紅葉に染まる:秋のパタゴニア(エル・チャルテン村)

    2017.01.23
  3. 探検家?アゴスティーニ神父

    2010.08.08
  4. 秋のパタゴニア・フィッツロイ:南極ブナの森の静かな息吹

    2014.04.23
  5. パタゴニア先住民の美しい神話:カラファテの実と魔法

    2021.07.09
  6. 宝石のようなペオエ湖とパイネ山群:パタゴニアの絶景を望む

    2025.08.14
パタゴニア
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP