Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニア:3種類の南極ブナ② 落葉樹「ニレ」

1.jpg
南極ブナの中で、厳しい環境に応じて姿を変えることができるのが、「ニレ」だ。
常に強風が吹くような場所では、地を這うように背を低くする。
日本の山におけるハイマツのような存在だ。
レンガと違い、冷涼な厳しい場所で小さなブッシュを形成する。
風に対する耐性が強く、レンガと違い、風で倒木することは稀だ。
小さなブッシュなので、大木になることはないが、樹齢200年のニレも確認されている。
秋には、一番最初に紅葉し始める。標高の高い斜面から、徐々に紅葉前線が下がってくる。
ニレはその最前線に生息する南極ブナなのだ。
*Ñire: Nothofagus antarctica
2.jpg
3.jpg

パタゴニアの3種類の南極ブナ①:落葉樹「レンガ」

パタゴニアの常緑樹コイウエ(ギンド):3種類の南極ブナ③

関連記事

  1. アルゼンチン/「南米大陸の幻想風景」写真展:撮影エリア紹介⑤

    2021.04.09
  2. パタゴニアはもうすぐ春

    2023.09.08
  3. 南米アンデス山脈に生息する“4種類のラクダ”記事集

    2020.05.06
  4. パタゴニアが紅葉に燃える「秋の南極ブナ」

    2024.04.28
  5. パタゴニアの春:荒れ地に芽吹く深紅の花

    2022.04.04
  6. マテ茶の飲み方

    2010.03.15
パタゴニア
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP