Loading

PHOTO-BLOG

パタゴニアの南極ブナの森を覆うサルオガセ「お爺さんのアゴヒゲ」

1.jpg
2.jpg
南極ブナの森で、木々を覆っているコケは「サルオガセ」だ。
湿度の多い森ほどに、サルオガセの勢いは旺盛となる。
パタゴニアでは、Barbas de Viejo(バルバス・デ・ビエホ)と呼ばれる。“お爺さんのアゴヒゲ”という意味だ。
サルオガセは木を覆っているが、木から養分を吸ってはいない。場所を借りるだけの「着床」で、木とは共生関係(simbiosis)にある。
養分は森に漂う霧の湿気や雨の水分だ。サルオガセ自体で水分を保つ能力はないので、日々、一定量以上の水分がないと生きて行くことができない。
とても繊細で、成長も遅いことから、空気が清浄で気候が安定した場所に育つ。
サルオガセの量の変化は、大気汚染や乾燥化の一つの指標となるのだ。
*Liquen Barbas de Viejo: Usnea
3.jpg
4.jpg

関連ページ

紅葉とフィッツロイを撮影する(パタゴニア)... 4月上旬から中旬にかけて、パタゴニアは南極ブナの紅葉の季節を迎える。 日に日に気温は下がり、雪もたびたび降るようになる。 降雪を繰り返すたびに、南極ブナも一段と紅くなっていく。 日本の紅葉と違い、南極ブナの紅葉はもっと時間をかけてじわじわ紅くなる。 夏に比べて寒さは厳しくな...
姿形を変えて厳しい気候に適応する南極ブナ:秋のパタゴニア... トレス湖への斜面では、南極ブナ・レンガの適応能力を分かりやすく目にする事ができます。標高約700mから標高約1,100mまで上がるにつれて、南極ブナの背も低くなっていきます。標高が上がるにつれて、気温だけではなく、風も強くなることで、植物にとっての生育環境も厳しくなります。 この環境の変化に応...
パタゴニアの3種類の南極ブナ①:落葉樹「レンガ」... パタゴニアで最も繁栄する樹木:南極ブナ パタゴニアの南極ブナで一番目にするのは、「レンガ」の木だ。 30m前後の高さにまで育ち、立地が良ければ巨木の森を形成する。 秋には鮮やかに紅葉するのも、この「レンガ」だ。 レンガの原生林の中は、強風からの避難に最適だ。 倒木した木は幾重にも重なり...
パタゴニアの秋の森:南極ブナのレンガとニレ... チャルテンから少し標高を上げて、フィッツロイ山麓の方へ歩くと、さらに紅葉は増していきます。遠くの斜面の林は南極ブナの原生林でうっすらと秋の色に変わってきているのが分かります。 紅葉は、古木や倒木などで先に始まるようです。生命力が枯れていくことから葉の紅葉が普通の木よりも早まるのでしょう。 ...
秋のパタゴニア:紅葉に染まる南極ブナの森と暴風... 紅葉のパタゴニア パタゴニアの秋は、南極ブナが赤く染まる美しい季節です。 日本の紅葉と異なるのは、その背後に常に暴風を感じることでしょう。 秋のしっとりした趣を楽しむの日本の風景とは異なり、山から吹き下ろす暴風は常に冷たく、空を見上げれば雲が絶えず流されています。空から響くゴォゴォとい...
静けさに包まれる、秋のフィッツロイ山麓と紅葉②... 秋のフィッツロイ山麓は、とても静かだ。 風の音だけを聞きながら、フィッツロイを望めたなら、この上ない幸せだ。 紅葉の主役である南極ブナは、環境に応じて姿を変える。 ハイマツのように背の低いのもあれば、森を形成する大木もある。 ...

パタゴニアのキノコ③:アミガサダケ

パンゲア大陸に遡るパタゴニアの樹木「南極ブナ」の歴史

パタゴニア
パタゴニア

関連記事

  1. フィッツロイ山群の大氷河:ビエドマ氷河ハイキング

    2014.11.26
  2. パタゴニアの大草原で過ごす「牧場ホテル」エスタンシア滞在

    2017.08.22
  3. 湖面に映るフィッツロイ:紅葉のパタゴニア

    2016.08.29
  4. マルコーニ氷河に轟く雪崩の轟音:パタゴニア氷原

    2015.05.16
  5. 紅葉のパタゴニア:フィッツロイ峰の清流と、南極ブナの森トレッキング

    2017.01.31
  6. 《山岳写真》パタゴニア・パイネ国立公園の朝焼け

    2018.09.27
2019年1月
« 12月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
パタゴニア

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP