Loading

PHOTO-BLOG

パタゴニアの南極ブナの森を覆うサルオガセ「お爺さんのアゴヒゲ」

1.jpg
2.jpg
南極ブナの森で、木々を覆っているコケは「サルオガセ」だ。
湿度の多い森ほどに、サルオガセの勢いは旺盛となる。
パタゴニアでは、Barbas de Viejo(バルバス・デ・ビエホ)と呼ばれる。“お爺さんのアゴヒゲ”という意味だ。
サルオガセは木を覆っているが、木から養分を吸ってはいない。場所を借りるだけの「着床」で、木とは共生関係(simbiosis)にある。
養分は森に漂う霧の湿気や雨の水分だ。サルオガセ自体で水分を保つ能力はないので、日々、一定量以上の水分がないと生きて行くことができない。
とても繊細で、成長も遅いことから、空気が清浄で気候が安定した場所に育つ。
サルオガセの量の変化は、大気汚染や乾燥化の一つの指標となるのだ。
*Liquen Barbas de Viejo: Usnea
3.jpg
4.jpg

関連ページ

降雪を繰り返し秋と紅葉が深まる:パタゴニア... 日一日と秋が深まり、森林限界から徐々に紅葉のラインが下がって来る。 極北の紅葉とは違い、パタゴニアの秋のペースはとてもゆっくり移り変わります。 この時期には既に雪は何度も降ります。朝までしんしんと降り積もった雪も、太陽が出るとみるみるうちに融けて行きます。 その繰り返しの後、雪の融けないあ...
フィッツロイで迎える秋:紅葉前線を待つ... チャルテンの南側の山(1,570m)の頂からは、東に大西洋まで続く乾燥したステップ草原を見渡せます。北を望めば、セロトーレやフィッツロイを始めとした岩と氷の世界、降雨量も北に行くほどに増えてチリへ至ります。 山麓は、広大な南極ブナの森に覆われています。標高400mのチャルテンはまだ紅葉していま...
秋から冬へ:紅葉のフィッツロイ山麓(パタゴニア)... 雪が降るたびに、秋は一段と深まる 晩秋のパタゴニアに降る雪は、まだまだ根雪にはならず、積もっていた雪も日差しが当たるとみるみる内に融けて行く。朝晩の冷えも確実に厳しくなっていく。 降雪の繰り返しの中で、南極ブナの紅葉はより進み、ゆるやかに冬に向かっていく ...
パタゴニアのシンボル:カラファテの黄色い花①... その実を食べると再びパタゴニアに戻ってくる、と言われる「カラファテ」の木は、早春に黄色い花を咲かせる。 背の低い灌木は、黄色い花に見事に覆われて、遠くから見ればまるで絨毯のように一面が黄色く見える。 パタゴニアで広く親しまれている、この「カラファテ」は、正確には2種類ある。 茎に鋭い針があ...
湖面に映るフィッツロイ:紅葉のパタゴニア... フィッツロイ山特の南極ブナが紅葉に染まる秋は、南半球のパタゴニアでは4月にあたります。 気温も徐々に下がり始め、朝晩の冷え込みも一層厳しくなってきます。 雪やみぞれが降るたびに、紅葉の色づきも増していきます。 そんな秋、快晴・無風という、パタゴニアでは珍しい好天の日に、山麓の湖沼も...
紅葉のパタゴニア:黄や赤に色づくフィッツロイ山麓... 4月中旬、フィッツロイ山麓の南極ブナの森は、真っ赤に色づきました。 パタゴニアで紅葉するのは、南極ブナの森です。 フィッツロイ山麓は、南極ブナに覆われているため、この森が秋には真っ赤になるのです。 南極ブナの森は、3月下旬から一ヶ月近くかけて、少しづつ赤くなっていきます。 そ...

パタゴニアのキノコ③:アミガサダケ

パンゲア大陸に遡るパタゴニアの樹木「南極ブナ」の歴史

パタゴニア

関連記事

  1. パタゴニアのシンボル:カラファテの黄色い花①

    2015.09.01
  2. 南半球の天体:パタゴニアの星空を望む

    2019.04.03
  3. パタゴニア開拓史:氷河の思わぬ前進に翻弄される①

    2014.03.10
  4. 「パタゴニア・フィッツロイ峰の夕景」国際写真コンテスト入賞

    2017.10.30
  5. 広大なパイネ国立公園で、効率的に撮影対象を廻るには

    2015.03.24
  6. パタゴニア:フィッツロイ峰の星の軌跡を撮影

    2016.04.24
2019年5月
« 4月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

パタゴニア

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP