Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニアの南極ブナの森を覆うサルオガセ「お爺さんのアゴヒゲ」

1.jpg
2.jpg
南極ブナの森で、木々を覆っているコケは「サルオガセ」だ。
湿度の多い森ほどに、サルオガセの勢いは旺盛となる。
パタゴニアでは、Barbas de Viejo(バルバス・デ・ビエホ)と呼ばれる。“お爺さんのアゴヒゲ”という意味だ。
サルオガセは木を覆っているが、木から養分を吸ってはいない。場所を借りるだけの「着床」で、木とは共生関係(simbiosis)にある。
養分は森に漂う霧の湿気や雨の水分だ。サルオガセ自体で水分を保つ能力はないので、日々、一定量以上の水分がないと生きて行くことができない。
とても繊細で、成長も遅いことから、空気が清浄で気候が安定した場所に育つ。
サルオガセの量の変化は、大気汚染や乾燥化の一つの指標となるのだ。
*Liquen Barbas de Viejo: Usnea
3.jpg
4.jpg

パタゴニアのキノコ③:アミガサダケ

パンゲア大陸に遡るパタゴニアの樹木「南極ブナ」の歴史

関連記事

  1. 映画『笑う故郷』の舞台背景:南米アルゼンチンとは

    2017.08.31
  2. パタゴニアの草原に宿泊-クリスティーナ牧場(エスタンシア)

    2017.09.28
  3. パタゴニア/写真展「南米大陸の幻想風景」撮影エリア紹介①

    2021.03.13
  4. パタゴニア:フィッツロイBCの快適なキャンプ生活

    2016.04.08
  5. ウプサラ氷河とクリスティーナ牧場⑧氷河谷の痕跡-パタゴニア

    2015.11.02
  6. フィッツロイ山麓・ビエドマ氷河ハイキングの魅力

    2014.04.04

キーワード検索

2026年4月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP