Loading

風景写真家・松井章のブログ

クッションような灌木が花で覆われる:マタ

1.jpg
4.jpg
その姿がクッションのように見える灌木を、パタゴニアでは「マタ」と呼ぶ。
スペイン語で“灌木”という意味だ。
ノトロと同じく、氷河が後退した荒地に最初に生える植物だ。
マタ・グアナコは、まだ残雪が残る初春に、真紅の花を無数につける。
マタ・バロッサは、春から夏にかけて、黄色い花をつける。
どちらも鋭い棘をつけていて、強風に順応して背が低い。
一見すると荒涼としたパタゴニアの大平原にも、季節を彩る花があるのだ。
*Mata Guanaco (Neneo Macho): Anarthrophyllum desideratum
*Mata Barrosa: Mulinum spinosum
2.jpg
3.jpg

パタゴニアのプロテア:真紅の花「ノトロ」

パタゴニアの春を彩る花:“聖母マリアの小さな靴”

関連記事

  1. 果てしない大雪原を歩く:パタゴニア南部氷原③

    2014.09.12
  2. パタゴニア:秋のフィッツロイ・トレッキング

    2016.03.25
  3. フィッツロイ北面を望むコンドル湖のロッジにて②

    2015.04.24
  4. パイネ国立公園でグアナコを撮影するために

    2015.02.28
  5. 雲と風の大草原:パタゴニアのパンパへ

    2024.05.09
  6. パタゴニアの岩峰群の成り立ち:花崗岩の怪峰パイネ・クエルノ

    2018.04.29
パタゴニア
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP