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風景写真家・松井章のブログ

アラビアの砂漠に辿り着く、中南米のコロニアル建築の原点

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スペイン統治時代から残る建物は「コロニアル建築」と呼ばれます。
重厚な石の建物の中心にパティオ(中庭)を配置している、スペインで良く見る伝統建築です。
ペルーのクスコや、エクアドルのキトは、この“コロニアル調”が今に残る古都として有名です。北はメキシコから南はアルゼンチン・チリまで、このスペインの遺物はいたる所に見られます。
元をたどれば、発祥はアラビアの砂漠に遡ります。かつてイスラム王朝がイベリア半島を支配していた時代に、アラビア半島からアフリカ北岸を経て持ち込まれた文化の一つです。イベリア半島の支配権をヨーロッパと争った時代は、ヨーロッパはまだ黒い森の奥にある辺境地区でした。
文明の中心が大きくヨーロッパに移動した重要なきっかけが、コロンブスの新大陸発見です。
コロニアル建築のパティオ(中庭)は、砂漠のオアシスをシンボル化したものと言われます。
パティオの中心にある噴水は、オアシスの湖。
パティオを囲むアーチ型の列柱は、ヤシの木のシルエットです。
こう考えると、南米から縁遠く思われるアラビアの歴史も、実は繋がっているのだと気づきます。
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