チャルテンから少し標高を上げて、フィッツロイ山麓の方へ歩くと、さらに紅葉は増していきます。遠くの斜面の林は南極ブナの原生林でうっすらと秋の色に変わってきているのが分かります。
紅葉は、古木や倒木などで先に始まるようです。生命力が枯れていくことから葉の紅葉が普通の木よりも早まるのでしょう。
背の低い木。これも南極ブナのニレです。南極ブナの木は、生息環境に合わせて樹高も大きく変えます。風の強い場所では灌木ほどの高さのニレは、地を這うような育ち方さえします。レンガは、条件が揃う場所には高さ２０ｍほどのレンガの林を形成します。
南極ブナの林では、倒木をたくさん目にします。ほとんどが、風に倒されたものです。
関連記事
-
新写真集「パタゴニア」発刊のお知らせ：6月の販売開始
2019.05.14 -
パンゲア大陸に遡るパタゴニアの樹木「南極ブナ」の歴史
2015.09.15 -
パタゴニアの花・ワイルドフラワー①：最も愛される花「カラファテ」
2018.06.14 -
パタゴニア開拓史：大草原パンパを旅する牧童・ガウチョ
2017.07.03 -
パタゴニアの草原に佇む巨石「迷子石」
2021.07.19 -
パタゴニア・アドベンチャー・クルーズ「アウストラリス号 ５日間」
2014.12.11
