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4種類のラクダ
アンデス山脈には、リャマ、アルパカ、ビクーニャ、グアナコの4種類のラクダが生息しています。
それぞれ生息域が違うことで棲み分けをしていますので、アンデスに行けば簡単に見れるのもいれば、なかなか見れない貴重なラクダもいます。

リャマ
もっとも見やすいのがリャマです。人に懐くことから放牧されて毛を織物や衣服に使ったりします。品質は低く、市場で安物の手袋や帽子はリャマの毛です。マチュピチュでリャマの写真を撮ることを目標としている方もいますが、本体はマチュピチュ周辺にリャマは生息していません。アマゾンとアンデスの中間に位置するマチュピチュはリャマの生息域としては標高が低いからです。マチュピチュのリャマは、観光用であり、芝生を食べることが彼らの役目です。生息域は3000~4000mです。
アルパカ
上質な毛皮で有名です。リャマとアルパカは、プレ・インカの時代から品種改良が行われていたことから、様々な種が存在します。生息域は、リャマと同じく3000~4000mです。

こんな毛の長いのもいます。

ビクーニャ
絶命が危惧されている希少なラクダです。ラクダ科では最高級の毛皮で有名です。人に懐くことがなく、非常に警戒心の強い動物です。私は2日間ビクーニャの群れを追ったことがありますが、常に見張り役のビクーニャがいて、ある距離からは近づけない一定の間合いがありました。生息域は4000~4500mです。
グアナコ
パタゴニアに生息しています。特に毛が利用されることもありませんが、かつてパタゴニアにいた先住民はグアナコの毛を衣服にしていました。開拓後の100年で数は激減しました。生息が保護されているパイネで多く見ることができます。生息域は、0~2000mです。
【動画:ペルー絶景集】悠久のアンデス山脈と古代文明のゆりかご
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