Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニア・パイネ国立公園: 黎明の静寂を撮影

暴風のパタゴニアに訪れる静寂

暴風が吹き荒れるパタゴニアでも、時には、耳が痛くなるような“静寂”が訪れる時間があります。

パイネ国立公園のペオエ湖畔でその静寂を迎えることができたなら、それはかなり幸運なことでしょう。

夜明け前のひととき、黎明の時間帯に、そんな幸運が訪れることがあります。
徐々に仄かに明るくなる空は快晴で、完全な無風。

聴こえるのは、ペオエ湖畔に打ち寄せる小さなさざ波の音だけ。

まだ陽の当たらない黎明の明るさでも、湖が強烈にエメラルド色を主張しているの分かります。
湖の向うには、無言で浮き上がるように、パイネ山群の名峰、クエルノとグランデが佇んでいます。

刻一刻と、微妙な色合いの変化をしながら、徐々に明るさを増していきます。

日の出の陽光に赤く染まる時間帯よりも一つ前、黎明も、地味ではあるけれど息をのむほどに美しい時間帯です。

パタゴニア専用ページ

●エリア紹介:パタゴニア専用ページ

パタゴニアのフィッツロイ峰を望む撮影ベスト・ポイント

白い水晶の砂と青空のコントラスト:レンソイス砂漠の奇跡

関連記事

  1. 2011パタゴニア旅行 ③カラファテ

    2012.01.22
  2. パタゴニア南部氷原:フィッツロイから氷河創生の歴史を歩いて辿る

    2018.01.27
  3. 花の書籍のご案内「野の花づくし -季節の植物図鑑」

    2019.02.20
  4. 降雪を繰り返し秋と紅葉が深まる:パタゴニア

    2015.04.15
  5. パタゴニアの秋の森:南極ブナのレンガとニレ

    2014.03.27
  6. パタゴニア南部氷原とは/写真展「パタゴニア」の予備知識

    2025.02.14
パタゴニア
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP