Loading

風景写真家・松井章のブログ

悠々とアンデスに舞う巨鳥・コンドル

巨鳥・コンドルの雄飛

コンドルが近くを滑空すると、鋭く風を切る音が聞こえてきました。
コンドルは上昇気流を利用して、グライダーのように滑空します。

その巨体から自ら羽ばたいて飛び立つことはできず、宙に浮くには上昇気流が不可欠だからです。

そのために、コンドルは深い谷に巣を作り、風の吹くアンデス山脈に生息しているのです。
アンデス山脈を象徴する野生動物といえば、まさにコンドルです。

死肉を食べるコンドルは、高い空を滑空しながら餌を探しています。
コンドルがぐるぐると上空で回っている場所には、何かがあると考えて良いでしょう。

餌を見つけたコンドルは着陸するわけですが、「着陸」はコンドルにとっては命がけの作業です。羽ばたいても簡単には飛び立てないので、きっとコンドルはその場に下りても、再び飛び立つ風が吹いているかをよく考えてから、餌のある場所に着地しているのだと思います。

生きるために強風を不可欠とするコンドルは、ほとんど羽ばたかずに悠々と天を舞うように滑空しています。
かつてチャールズ・ダーウィンは、上空に舞うコンドルを観察していて、30分に一回しか羽ばたかなかったと記録に残しているほどです。

アンデス山脈に沿って生息するコンドルは、同じくアンデス山脈に生きる先住民ケチュア族やアイマラ族にとって、神様のような存在です。
有名な曲「コンドルは飛んでいく」という曲の雰囲気は、天に舞うコンドルを実際に見ればよく納得できるのではと思います。

アンデスの文化に欠かせない「リャマ」

『山と渓谷 11月号』ボリビア・アンデスを掲載

関連記事

  1. ペルー・ブランカ山群のワイラス回廊とアンデス山脈

    2014.02.06
  2. チリ・パタゴニアの象徴:天を衝くトーレス・デル・パイネ三本の峰

    2025.09.16
  3. 100年で消えゆくパタゴニアの氷河 ― ピエドラ・ブランカの記憶

    2025.12.22
  4. 写真展「パタゴニア」/アルゼンチン公使にご来場いただきました

    2025.02.20
  5. 写真展「レンソイス」2日目と「絶景の富士山展望ハイキング」出版を祝う会

    2025.04.19
  6. ピレネー山脈・オルデサ渓谷の絶景の展望台へ

    2022.11.29
パタゴニア

キーワード検索

2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP