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風景写真家・松井章のブログ

ペリト・モレノ氷河:前進・後退を繰り返す不思議

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温暖化で後退する氷河は世界共通の問題です。
ヒマラヤでは、多くの氷河湖が決壊の危機に瀕している。それは下流に住む多くの住民の命に関わる問題です。
近くのウプサラ氷河は、過去100年で20キロも後退している。温暖化を象徴する氷河として、映画「不都合な真実」でも取り上げられました。
しかし、ペリト・モレノ氷河は、前進も後退もほとんどなく、少なくとも100年は現状がこのまま維持されています。水源はウプサラ氷河と同じく、パタゴニア南部氷床です。
氷河の融解と供給のバランスが温暖化で大きく変化しているはずなのに、なぜかペリト・モレノ氷河の末端が同じ位置に留まり、時に前進することもあります。
「バタフライ効果」という言葉で表現される森羅万象の無限の作用の果てに、氷河という一つの現象もあります。
温暖化という明らかな大変化の波の中で、“留まり続けるペリトモレノ氷河”とは、とても特異な存在です。そこには何らかのメッセージが隠されているのかもしれません。
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パタゴニア・フィッツロイ直下のトレス湖で、朝日を待つ

前進するペリト・モレノ氷河が作る氷のアーチ

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