Loading

PHOTO-BLOG

インカ族の芸術品:織物と染料の文化

ペルーやボリビア、エクアドルを歩くと、カラフルな民族衣装が目を引く。露店に並べられた織物やそれを使った小物は、お土産に最適である。
機械と合成染料を使っている安価なものもあるが、高価なものは今でも手織りで天然染料を使い手間暇かけて作っている。インカの文明圏の国々では、「織物」を旅の一つの目的とできるほどだと思う。
インカ族にとって織物は富の象徴であったことから高度な技術が発達した。黄金目当てに侵略して来たスペイン人達にも、最初は織物を贈り物として献上したほどなのだ。
DSCN0064.jpg


cusco (20).jpg
cusco_puno (14).jpg
peru 116.jpg
●織物
織物の素材として一般的に使われたのが、ラクダ科アルパカの繊維。現在でもベイビー・アルパカと言えばマフラーでも高額商品だ。アルパカと言えば最近「クラレ」のCMで一躍有名となった。
マットや毛布、生活用品に幅広く使われたのは、同じラクダ科リャマの繊維だ。毛糸が粗くとても強い。
そして最高級品とされているのは、4000m以上の高原に生育し、生息数が少なく、人に慣れないので牧畜できないラクダ科ビクーニャの繊維だ。
cusco_puno (12).jpg
アルパカ
チチカカ湖に浮かぶタキーレ島は、特に織物の産地として有名で、この島の織物文化は世界無形遺産にも指定されている。もちろん天然染料を使い手織りで、様々なシンボルには全て意味がある。
lago_titicaca (19).jpg
lago_titicaca (20).jpg
●染料
天然染料は、おもに植物から採取する。茶色はクルミの木、黄色はウコン、緑色はマテ茶の葉など、原料は植物。
最もおもしろいのは、赤紫色だろう。原料は、コチニーリャという虫(カイガラムシ)。ウチワサボテンに寄生する、この小さく真っ白い虫を潰すとなぜか赤紫色になる。そして、この赤紫色にライムの汁を混ぜると、鮮やかなオレンジ色に変わるのだ。
image001.jpg
白い粉のようなのが、コチニーリャという虫
83_o.jpg
cochinilla11.jpg
Cochinilla.jpg
lago_titicaca (47).jpg
100616インカ太陽の祭_1126.JPG

関連ページ

インカ文明の聖なる3種の動物:“巨大な祭壇”ケンコー遺跡(ペルー)... 巨大な祭壇:ケンコー遺跡 ペルー・インカ帝国の都・クスコ周辺に点在する聖なる遺跡の一つ、ケンコー遺跡は、他の遺跡と異なる芸術品です。 かつて宗教の儀式で使用されていたという遺跡は、巨大な数枚の石灰岩で構成されています。 この巨岩の表面・内部を徹底的に彫ることで、複雑怪奇な階段や祭壇が岩...
【ペルー】マチュピチュを歩く!「インカ・トレイル」... マチュピチュ遺跡を観光する、というのは現在では、とても普通なこととなっています。 観光インフラも整い、一年中観光客が大勢来るマチュピチュ遺跡の正しい楽しみ方は、「歩く」ではないかと思っています。 手軽に歩く場合には、マチュピチュ遺跡の周辺を散策したり、丸一日ハイキングしたりできます。 また、観光客...
マチュピチュ遺跡へ歩く:インカトレイル・トレッキング... 世界的な人気を誇るトレッキング・ルート:インカトレイル インカ時代の古道を歩き、マチュピチュ遺跡へ3泊4日のテント泊トレッキングで目指す「インカトレイル・トレッキング」は世界的に人気のコースです。 欧米では、世界で最も歩きたいトレッキング・コースの一つとして必ず挙げられるほどに有名なルートで...
南米アンデス・トレッキング④:専属ガイド同行『インカトレイル』... テント泊インカトレイル・トレッキング ①ではマチュピチュの「日帰りハイキング」、③ではテント泊インカトレイルの“混載ツアー”を紹介しました。 今回は、3泊4日のインカトレイルを、“専属ガイド同行の貸し切りツアー”で歩くトレッキング・ツアーを紹介します。 会社の休みが最大でも8~10...
マチュピチュ遺跡の撮影:石切場で日差しを待つ... 早朝、まだマチュピチュ村からシャトルバスが大量に来ない時間帯、マチュピチュ遺跡はとても静かだ。 マチュピチュ遺跡では、石切場が好きだ。 今では遺跡のいたる所がロープで区切られて立ち入り禁止になり、監視員が目を光らせている。だから、マチュピチュをじっくりと時間をかけて見れる場所は意外に少な...
アンデス高原鉄道「アンディアン・エクスプローラ」:リニューアル運行... 5星のサービス:ベルモンド・アンディアン・エクスプローラ号 クスコ/チチカカ湖間を運行していた「アンディアン・エクスプローラ号」が、5星のホテルを経営するベルモンドにより、豪華リニューアルして運行開始しました。 乗客人数は最大で48名で、ラウンジ車両、食堂車両、展望車両、各宿泊部屋の専用...

探検家?アゴスティーニ神父

180°SOUTH

関連記事

  1. 《ペルー料理の食材》大地が赤く染まる唐辛子の天日干し

    2018.06.26
  2. ペルー・白亜の古都:アレキパの街角を歩く

    2017.05.08
  3. 山岳写真撮影ツアー: ペルー・ブランカ山群の4つの魅力

    2015.12.21
  4. 南米3大祭り:インカの祝祭・太陽の祭り(インティライミ)

    2019.03.03
  5. ブランカ山群・ウルタ谷で望むアンデスの大展望

    2015.07.10
  6. マチュピチュ遺跡の展望ポイント:石切り場

    2018.08.17
プーマオンラインストア
パタゴニア
2019年3月
« 2月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

パタゴニア

最近の記事

ビックカメラ.com

アーカイブ

PAGE TOP