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風景写真家・松井章のブログ

ペルーの古都アレキパから、コンドル舞うコルカキャニオンへ


ペルー第二の都市アレキパは、スペイン統治時代のコロニアル建築が残る、クスコに次ぐ古都として有名です。
アレキパ周辺は、多くの活火山に囲まれています。
白い火山岩で街が作られたことから、「白亜の町」として非常に美しい町並が中心部に広がります。
町からは富士山のような円錐形のミスティ山を望めます。
アレキパを基点に目指すは、“コンドルが舞う谷と”して有名な「コルカ・キャニオン」です。
※コンドルの見学をできるのは、アンデスの乾季・4月~9月頃の期間です。
一日目は、標高2300mのアレキパから、コルカキャニオンの入口の村・チバイ(3600m)を目指します。

アレキパとチバイの間を繋ぐ道路は、広大な高原台地を通過します。
この高原の最高地点は標高4800m。車で通過するだけですので、高山病の影響は受ける前に標高は下げられますが、空気の薄さと気温の低さなど高地の環境の厳しさを体験できるでしょう。
人口90万人のアレキパの都市部を離れて、高原台地に差し掛かると、ペルーの高原らしい広く茫漠とした荒野が広がります。
この高原では、ラクダ科のリャマ、アルパカ、ビクーニャを始め、ウサギ科のビスカーチャを見ることができます。

ミスティ山(5825m)やアンパート山(6265m)などを望みながら、快適な舗装道路でぐんぐんと標高を上げて行くと、
アルパカの群れに出会いました。

高原をさらに進むと、今度はリャマの群れに出会いました。
アルパカとリャマは、どちらも放牧されています。
前インカ時代から営々と人ともに生きてきているので、容易に近づくことができます。
耳に付けているカラフルな紐は、飼い主を識別するために、群れごとに違う紐を付けています。

さらに先に進み、標高4500mを越えるほどの高原の深部では、ビクーニャの群れに遭いました。
ビクーニャは人に慣れることがなく、飼育することができません。
アルパカよりも高級な毛が取れることから乱獲が進み、絶滅が危惧されています。

今では手厚く保護されていますので、標高4000m以上の高地や自然保護区内では割と簡単に見ることができるでしょう。
毛を収穫する時には、村人が総出で網で捕まえて、胸毛以外を狩り、また放されます。
近年の気候変動により草の生育環境も変わり、ビクーニャの移動ルートも変わってきているので、ビクーニャの毛で生計を立てる地元の人々にとっては頭の痛いところでしょう。
しかし、たとえ捕まえても、アルパカやリャマのように放牧で飼育ができないので、ビクーニャの毛皮が大変高価なのです。
ビクーニャはとても臆病な動物なので、近くに寄ることは至難の業です。
どれだけ時間をかけてじわじわ近づいても、ある間合いの中に入ると逃げてしまいます。

標高4800m付近では、気温もかなり下がります。
小川は氷りつき、小さな氷瀑をいくつも見かけます。
乾季の初めの5月・6月、天気は良いものの、赤道直下とはいえ、一番寒い真冬に当たるのです。

陽が当る時間帯は、岩場にウサギの一種・ビスカーチャを見かけるチャンスです。
ユーラシア大陸でいえば、マーモットのような存在で、アンデス・ウサギと呼ばれたりします。
寒い高原で暮らすビスカーチャは、陽の当たる時間帯は岩の上で日光浴をしています。

こうして動物を観察しながら高原大地を縦断して、コンドルの谷「コルカ・キャニオン」の玄関口となる村・チバイ(3600m)に到着です。
チバイ周辺の女性は、刺繍入りの美しい民族衣装をまとうことで有名です。
チバイに一泊して、翌日の朝に、コンドルの谷「コルカ・キャニオン」へ向かいます。

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ペルー:コンドルが舞う谷、コルカ・キャニオンへ

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