Loading

風景写真家・松井章のブログ

「キャンプ用マテ茶セット」の実用性

mate.JPG
昨年パタゴニアにいる時、コップを日本から持って行くのを忘れたので、探して歩いていた時に見つけたのが、この写真の「キャンプ用マテ茶セット」です。
アルゼンチン人にとっては必需品のマテ茶なので、やはりキャンプ用品にもなっていました。
コップのかわりになるかもしれないと思って、1500円も出して買ってしまいました。衝動買いです。
素材はゴムでできているので、ブヨブヨです。だから、ザックに押し込んでつぶして入る優れものです。
ブヨブヨのコップを想像してみましょう。
しかし!、安定性も悪く、取っ手がついていないのです。ブヨブヨです。
これで野外でポタージュスープを飲むには、やはり難儀しました。
マテ茶の場合は、大量に入れるお茶の葉にお湯がしみ込んで、それで安定するわけです。
容量が少ないので、ポタージュを2回に分けて飲む必要がありました。
さらに、風が吹くと、舞った土埃が、このゴム素材のカップにくっつく。
そして、さらに問題なのは、「そもそも論的な」問題ですが、マテ茶の葉っぱがゴミとして貯まっていくことです。天然由来なので無害ですが、国立公園なので決まりは決まりで捨てられないのです。かといって、何日もビニール袋に入れてると、湿ったままで臭くなる。
ということで、天日干しにしてからゴミ袋に入れることになります。そもそも風が強いので、干しているうちに、どこかに飛んで行ってしまう。
かくして、めんどくさくなり山の中ではマテ茶は飲まなくなります。
ということで、「キャンプ用マテ茶セットの実用性はいかに」なんて、ビーパルで特集されたりして・・・。

“お茶の水カヌー”レポート

ティカル遺跡を歩く

関連記事

  1. パタゴニア・フィッツロイ峰を車道から望む撮影ベストポイント

    2016.09.06
  2. 山と渓谷社カレンダー2026「美しき世界の山」2月に掲載

    2025.09.13
  3. 紅葉のパタゴニア:暴風に適応する南極ブナの繁栄

    2020.11.27
  4. パタゴニアの岩峰群の成り立ち:花崗岩の怪峰パイネ・クエルノ

    2018.04.29
  5. パイネ国立公園の3本の岩塔「トーレス・デル・パイネ」/パタゴニア

    2020.12.18
  6. アルゼンチンの伝統工芸:銀細工の工房へ

    2023.09.25
パタゴニア
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP