Loading

風景写真家・松井章のブログ

コンドルの姿をする、レアル山群の名峰コンドリリ

1.JPG
コンドリリ峰(5,648m)
コンドルが羽を広げたような形から名付けられた、ボリビアの名峰コンドリリは、アンデス山脈のレアル山群にあります。周囲には5,000~6,000m峰がずらりと並びます。
レアル山群の麓には、平均標高が3,600~4,500mのアルティプラーノ(高原)が延々と広がります。山群の西には広大なチチカカ湖があり、チチカカ湖からもレアル山群を展望できます。レアル山群のすぐ南に位置するのが、ボリビアの首都ラパスです。赤道の近く南緯17度ですが、5,000m以上には懸垂氷河をいくつも望めます。ラパスから飛行機で40分ほどの移動で、アマゾンのジャングルに着くとは想像もできない場所です。
コンドリリ峰へは、ラパスから片道2時間ほどの距離にあるため、日帰りハイキングも可能です。草原を徐々にゆったりと上がって行くハイキングですが、登山口の標高は4,200mです。コンドリリ峰の直下の湖、コンドリリBC(標高約4,600m)へは片道2~3時間ほどのハイキングとなります。高所順応をした上でゆっくりと歩けば簡単に行けるハイキングです。
コンドルが羽を広げたような山容には、独特の迫力があります。森林限界をゆうに越えた大草原の中で、アルパカの放牧を見ながら、のんびりとアンデス山脈を望むのも贅沢です。
山歩きに慣れている必要はありますが、プレ・インカ時代から文明発祥の地とも呼べる地域で、コンドルを象徴する山を望むハイキングをしながら、アンデスの自然を感じる。ボリビアでも「歩く」ことで、特別な旅を楽しめます。
健脚向けのコースでは、コンドリリ周辺をぐるりと歩く3日間のトレッキング・ルートもあります。コンドリリ以外にも、もう一つの名峰ワイナポトシ(6,088m)も望めます。
2.JPG
コンドリリBCでは、コンドリリの形も少し変わります。
3.JPG
4.JPG
ワイナポトシ峰
5.JPG
コンドリリ遠望
6.JPG
ラパスのサガルナガ通りにて

【ボリビア】「太陽の島」を歩き、丘の上のロッジに泊まる

パタゴニア的な過ごし方:大草原を歩き、大空を見上げる

関連記事

  1. チキタニア④:白亜の「サン・イグナシオ教会」で聴くバロック音楽

    2025.01.12
  2. チキタニア②:ミッション最美の「コンセプシオン教会」

    2024.12.29
  3. おすすめのボリビア音楽&コンサートの紹介

    2022.07.06
  4. 中南米「新型コロナウィルス」の対策・状況の最新情報2/28

    2020.02.28
  5. ボリビア東部「チキタニア」:芸術を愛する先住民の大地

    2024.08.09
  6. アルパカの希少種「スーリー・アルパカ」

    2024.11.29
パタゴニア
2025年1月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP