Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニア先住民テウェルチェ族の糧、グアナコ

1.jpg
パタゴニア先住民の各部族にとって、グアナコは大切な生活の糧であった。
肉は食糧に、毛皮は衣服やテント型住居の覆いに、腱は糸として使われ、骨は矢尻や釣針に加工された。
19世紀末に開拓が本格的に始まると、先住民は一気に駆逐されて姿を消した。その後を追うように、パタゴニアの風景の代名詞ともいえるグアナコも激減することになる。
エスタンシア(大牧場)の私有地として、パッチワークのように裁断されたパタゴニアの草原は、有刺鉄線によって分断されてしまう。
羊の放牧管理のための有刺鉄線だが、それは野生動物の移動にも大きな影響を与えたのだ。
2.jpg
3.jpg
4.jpg

パタゴニアの‟ゆるキャラ”?ラクダ科グアナコの表情

数千年の歴史をもつテウェルチェ族の岩屋「手の洞窟」①

関連記事

  1. 180°SOUTH

    2011.01.09
  2. パタゴニア:フィッツロイBCで迎える朝焼け

    2016.04.09
  3. セロトーレ直下の氷上キャンプ:パタゴニア南部氷原⑤

    2014.09.25
  4. アルゼンチン伝統料理:牛肉のアサードと大草原パンパ

    2019.03.05
  5. Photographic exhibition of Akira Matsui …

    2024.11.25
  6. パタゴニアの暴風と静かなエスタンシア(牧場)滞在

    2014.02.25
パタゴニア
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP