Loading

風景写真家・松井章のブログ

アタカマ砂漠の花:ヒガンバナ科「アニャニュカ」

ヒガンバナ科ロドフィアラ属「アニャニュカ」


南米チリのアタカマ砂漠は、南北1000km、東西の幅は約160kmという細長い砂漠です。

この砂漠の南では、エルニーニョ現象に連動して約4年ほどに一度、約10日間ほど、砂漠は花で覆われます。

地平線まで砂漠を覆う花で、紫色の花「パタ・デ・グアナコ」が大半です。
しかし、それ以外にも実に多くの花が咲きます。

たとえば、海岸地帯では黄色い花、ヒガンバナ科ロドフィアラ属「アニャニュカ」が綺麗です。
この花も発芽とともに一気に茎を伸ばすようで、葉はわずかです。
花を咲かせるためだけに、短期間に発芽から開花へと進むのでしょう。

太平洋から吹くそよ風に、アニャニュカはゆらゆらと揺れていました。

同じ種類の花だけではなく、ほとんどすべての種類の花が同時に咲き、砂漠を埋め尽くします。

「エルニーニョ現象」という自然現象に合わせて、まるで示し合わせるかのように一斉に生命を咲かせす。

「アタカマ砂漠の花園」ブログ関連記事集

アタカマ砂漠を埋め尽くす花畑

アタカマ砂漠の花園で咲き乱れる「パタ・デ・グアナコ」

アタカマ砂漠の花:ヒガンバナ科「アニャニュカ」

アタカマ砂漠の花:アオイ科「マルビージャ」

【動画】砂漠が花に覆われる:チリ・アタカマ砂漠の絶景

アタカマ砂漠の花園で咲き乱れる「パタ・デ・グアナコ」

アタカマ砂漠の花:アオイ科「マルビージャ」

関連記事

  1. 【悠久の南米大陸】NHKラジオ「まいにちスペイン語」12月号

    2021.11.19
  2. パタゴニア再訪の象徴:カラファテの実に込める願い

    2020.03.12
  3. 情熱的なアルゼンチン人を理解するために

    2024.01.15
  4. 写真展が終了しました「みなさま良いお年を」

    2022.12.28
  5. 南米最高峰アコンカグアへ②:ベースキャンプ -コンフルエンシア

    2018.03.03
  6. インカ後の南米:歴史家インカ・ガルシラーソの時代

    2023.02.06
パタゴニア
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP