Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニア:フィッツロイ峰と天の川を望む野営地


“嵐の大地”と呼ばれるパタゴニアで、雲一つ無い夜空に、満天の星を望めたなら、それはとても幸運なことでしょう。

フィッツロイ峰は、先住民テウエルチェ族に“チャルテン=煙を吐く山”と呼ばれるほどに、雲はまるで噴煙であるかのように、山頂部に張り付くと離れない山であるからです。

秋のある日、月没後2時間ほどかけて、夜の闇はどんどん深くなり、星の数も増して行きました。
南半球の天の川は、星が密集して、まさに“天上の星の川”です。

インカ以前のプレ・インカ時代から、アンデスの先住民諸族は、天の川の黒い染みの部分(中州)の形に、リャマやヘビなどの名前を付けていました。

誰もいないベースキャンプの河原は、フィッツロイ峰と星空を望む、劇場の特等席です。
食堂テントからパイプ椅子を持ち出し、パタゴニアの秋の寒さに凍えながら、じっくりと星空撮影を楽しみました。

パタゴニア:フィッツロイ峰の星の軌跡を撮影

紅葉のパタゴニア:黄や赤に色づくフィッツロイ山麓

関連記事

  1. パタゴニア先住民の美しい神話:カラファテの実と魔法

    2021.07.09
  2. 世界一美味しい羊肉:パタゴニアの「アサード」とアルゼンチン料理

    2018.03.31
  3. パタゴニアの秋を過ごす:フィッツロイ山麓の清冽な水

    2014.03.29
  4. パイネ国立公園でグアナコを撮影するために

    2015.02.28
  5. 「パタゴニア・フィッツロイ峰の夕景」国際写真コンテスト入賞

    2017.10.30
  6. パタゴニアの秋:フィッツロイで過ごす、荒天の停滞日

    2016.03.29
パタゴニア
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP