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風景写真家・松井章のブログ

秋のブータン:ツェチュ祭と秘境ブムタン地方、素朴な生活体験の旅

ヒマラヤの桃源郷:世界で最も幸福な国「ブータン」

世界で最も幸福度が高いと言われるブータン王国は、長く鎖国することで独自の文化と経済を守ってきました。
行き交う人々は本当に笑顔で、ブータンの人々にどれだけ癒されたことでしょう。

ブータンは、地政学的にはインドと中国に挟まれた厳しい環境で長く独立を保ってきました。その独立の象徴である王様への信認は厚く、男性は日本の着物に似た民族衣装「ゴ」を着て仕事をします。
厳しい将来を踏まえてブータンは教育熱心な国でもあります。英語を話す人はとても多く、中世にタイムスリップしたような街並みとはアンバランスにグローバルです。

人々の素朴な生活や優しさと、伝統や王様への忠誠、厳しい外交、チベット仏教への熱心な信仰など、ブータンを取り巻く環境を見ていると、とても感情移入してこの小国を見つめてしまいます。

近年はツーリストに開放して、素朴なブータンも徐々に変化してきています。

日本と似た気候のブータンでは、10月前後が秋となります。この季節は、春と同じくらい、各地でお祭りが開催されます。「ツェチュ」と呼ばれる祭りには、人々はきらびやかな民族衣装をまとい集まります。古い仮面を被り寺院の前で踊りが行われます。人々はとても楽しそうに真剣に舞踏を見つめています。お祭りのハイライトには、「トンドル」と呼ばれる大タンカが寺院に垂れ幕のように飾られます。
人々は平安を祈り、トンドルを参拝します。お祭りを無邪気に楽しむ風景と、信仰厚い祈りの姿を見ると、日本で失われた何かを感じるでしょう。

チベット仏教に深く根差して、とても素朴でローカルな祭りがブータン中で催されます。

もし、アンディーナトラベルで9月、10月にブータン旅行を企画する場合には、下記のような2プランが考えられます。どちらもお祭りをメインに、田舎の村や民家訪問、そしてヒマラヤ展望も含めた中身の濃い内容です。
中部ブータンの秘境ともいえるブムタン地方を巡り、人々の素朴な暮らしを直に体験するような旅を企画します

※ブータンでは、ツーリストの移動は制限されていますので、空港から全行程で、地元の日本語ガイドが同行します。

下記は、弊社のモデルプランです。
「9月」「10月」、それぞれのプランで見学するお祭りが異なりますが、どちらもとてもマニアックな内容です。

9月中旬「中部ブータン周遊 2つのお祭り探訪と、秘境ブムタン 11日間」
10月下旬「中部ブータン周遊 2つのお祭り探訪と、秘境ブムタン 10日間」

9月中旬「中部ブータン周遊 2つのお祭り探訪と、秘境ブムタン 11日間」

1日目:
日本発。バンコクへ。

2日目:
早朝、ブータン国営ドゥルック・エアーにて、パロへ。
着後、日本語ガイドと合流して、パロの城塞寺院(ゾン)、パロ・ゾンを見学。
その後、ヒマラヤ山脈を遠望する峠を越えて、プナカへ。途中の峠ドチュ・ラでは、ブータン最高峰ガンカー・プンスム(7576m)を望めます。ブータン最高峰ガンカー・プンスム(7576m)

3日目:
ブータン奥地のブムタンへ。古い建造物の多い素朴な村々を巡ります。丸一日かけて専用車で移動します。

4日目:
タムシン・ラカン寺院で開催される祭り(ツェチュ)へ。午後は、ブムタン観光として、農家訪問をします。ブムタン名物のそば作りも見学。1000年以上の歴史を持つジャンパ・ラカン寺院などを巡ります。

5日目:
トンサ地方へ移動して、トンサ・ソン城塞寺院を見学。その後、さらに奥地のポブジカ村へ。

6日目:
ガンテ・ゴンパ寺院で開催される祭りを見学。午後、プナカへ移動。途中、チミ・ラカン寺院に立ち寄り、農村を歩きます。

7日目:
プナカ・ゾン城塞寺院を見学。その後、首都ティンプーへ。
午後、「ティンプー観光」。伝統技芸院、郵便局、人々の祈りの祈念仏塔など。ショッピングする時間もあります。

8日目:
ティンプー近郊の僧院などを訪問後、パロへ移動。
午後、ダショー西岡の記念仏塔を見学してから農家へ。民族衣装の試着、家庭料理、そして石焼風呂ドツォの体験。

9日目:
午前、パロ近郊のタクツァン僧院へ。往復約5時間の簡単なハイキング。
午後、キチュ・ラカンなど、パロ周辺の名所を訪問

10日目:
朝、パロ発
夕刻、バンコク着
深夜、乗り継ぎ

11日目:
日本着

10月下旬「中部ブータン周遊 2つのお祭り探訪と、秘境ブムタン 10日間」

1日目:
日本発。バンコクへ。

2日目:
早朝、ブータン国営ドゥルック・エアーにて、パロへ。
着後、日本語ガイドと合流して、パロの城塞寺院(ゾン)、パロ・ゾンを見学。
その後、ヒマラヤ山脈を遠望する峠を越えて、プナカへ。途中の峠ドチュ・ラでは、ブータン最高峰ガンカー・プンスム(7576m)を望めます。

3日目:
ブータン奥地のブムタンへ。古い建造物の多い素朴な村々を巡ります。丸一日かけて専用車で移動します。

4日目:
ジャンパ・ラカン寺院で開催される祭り(ツェチュ)へ。午後は、ブムタン観光として、農家訪問をします。ブムタン名物のそば作りも見学。ブータン始祖グル・リンポチェの聖地・クジェ・ラカン、チベット仏教ニンマ派の僧院・ロダック・カルチュ・ゴンパ僧院などを巡ります。

5日目:
専用車でプナカへ戻ります。途中、展望の良い場所で休憩しながら、一日かけて移動します。

6日目:
プナカ・ゾン城塞寺院を見学。その後、首都ティンプーへ。
午後、ティンプー観光。伝統技芸院、郵便局、人々の祈りの祈念仏塔など。ショッピングする時間もあります。

7日目:
ティンプー郊外のデチェンプ寺院で開催される祭(ツェチュ)を見学します。
午後、パロへ移動。農業の父と称えられる「ダショー西岡」の記念仏塔を見学後、ホームステイ先の農家へ。
民族衣装の試着、家庭料理、ドツォ(石焼風呂)を体験します。

8日目:
午前、パロ近郊のタクツァン僧院へ。往復約5時間の簡単なハイキング。
午後、キチュ・ラカンなど、パロ周辺の名所を訪問

9日目:
朝、パロ発
夕刻、バンコク着
深夜、乗り継ぎ

10日目:
日本着

アンディーナトラベル・クラブ特別企画:添乗員同行ツアー

アンディーナトラベル・クラブでは、10月に添乗員同行ツアーを企画中です。
詳細をご希望の方は、アンディーナトラベル・クラブに加入のうえお問い合わせください。
無料でご入会いただけます。
アンディーナトラベル・クラブ専用ページ

ブータン専用ページ

●エリア紹介:ブータン専用ページ

ペルー・インカの都クスコを一望する城塞:サクサイワマン遺跡

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