春の花・トパトパは、細長い茎に垂れ下がるように、アンバランスに重たそうな袋状の花を付ける。
風が吹くとゆらゆらと大きく揺れる。
陽当たりの良い草原に咲き乱れるので、小さな花に陽が当たると、特に逆光の時には、その黄色が引き立ち美しい。
北半球では「レディ・スリッパ」と呼ばれ親しまれている。
「サパティート・デ・ビルヘン」と同じく、キンチャクソウの一種だ。
キンチャクソウの花は、花弁の下唇が大きく巾着状の袋になる。
トパトパには２種類ある。
一つは、巾着の袋がきれいに丸い。
もうひとつは、巾着が反った楕円形になっている。
*Capachito (Topa Topa / Lady’s Slipper): Calceolaria biflora
*Capachito (Topa Topa / Lady’s Slipper): Calceolaria tenella
関連記事
-
《初心者も歩ける》パタゴニアの名峰フィッツロイ展望ハイキング
2018.10.22 -
【４Ｋ動画】南米パタゴニアの絶景：名峰フィッツロイと南極ブナの原生林
2020.03.06 -
パタゴニアが紅葉に燃える「秋の南極ブナ」
2024.04.28 -
マルコーニ峠の絶景の宿営地：パタゴニア氷原
2015.05.18 -
世界で3番目に大きな氷塊：パタゴニア南部氷原
2019.12.10 -
初冬のパタゴニアと季節の変化 -フィッツロイ山麓エルチャルテンにて
2017.08.16
