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風景写真家・松井章のブログ

新写真集「Ubiquitous」:辺境の幻想風景

新写真集「Ubiquitous -scenes on this planet-」


昨年12月に開催した写真展に合わせて、写真集を作りました。

この写真集には、南米大陸(ペルー・ボリビア・アルゼンチン・チリ・エクアドル・ブラジル)を中心に、南極や北極、スペイン、カウアイ島など、各地の風景写真や野生動物、そしてポートレート写真を掲載しました。
これらは2015年頃から昨年までの間に、世界の様々な場所で撮影した写真です。

写真集のテーマは「Ubiquitous(ユビキタス)」です。
ユビキタスとは、地球上の万物に共通して宿る“至高の何か”を指す言葉です。それを写真に転写することができないものか。
これは私が写真を撮る動機でもあります。
写真集では、それぞれ「ユビキタス」を感じ取った写真を35点ほど選びました。

老婆の手の皺やアルパカの表情に感じ取ることがあれば、レンソイス砂漠の砂丘やパタゴニアの風に感じ取ることもあります。
曖昧なのに共通する“至高の存在”を感じ取ることは、一種の啓示であると思っています。

この写真集の作成に当たり、自費出版ではありますが、画質にも最大限こだわりました。
壁に掛ける額とは異なり、本棚に飾れるような写真集です。

ご興味のある方は、ぜひご購入ください。

■ 仕様:A4判/ソフトカバー/34ページ
■値段:<ネット通販>3,960円(送料込み)→ネットショップ:「写真集」販売ページ

写真集の序文


「ユビキタス」という言葉は、万物に宿る至高の存在を指すラテン語に由来します。

雄大な風景に限らず、私たちの日常の細部にまで、あまねく存在する何か。日本ではそれを古くから「神」と呼んでいます。

自然の摂理や調和だけではなく、混沌や崩壊にも潜む、そのユビキタスに、私たち人は“美”を感じ取るのではないでしょうか。

46億年の歴史を持つ地球において、私たち人もまた自然の一部です。世界のどこにいても、心動かされたときに、背後の存在を捉えたいと思っています。

南米大陸(ペルー・ボリビア・アルゼンチン・チリ・エクアドル・ブラジル)を中心に、南極や北極、スペイン、カウアイ島など、“ユビキタス”を感じた風景を集めました

松井章写真事務所

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